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2024年03月16日

2024年3月16日土曜

 15日の金曜日、朝から頭が痛い話。出勤してきた看護師より報告有り。前日、僕が日医外国人医療対策委員会に出席している間に近くの公立病院から電話があったとのこと。内容は僕のクリニックからCTの予約を取ったフィリピン人女性が来ないということだった。あわててフィリピン人スタッフが本人に連絡を取ったところ、「もうよくなったから行かない」と返事したとのことだった。近くの公立病院の担当部署には謝りの連絡を入れたそうだが、こういう「連絡なきドタキャン」は一番嫌われる。予約がいつも「いっぱい」だからだ。第一、先方に失礼。カルテを持ってきてもらって読んで思い出した。別の医療機関で咳が止まらず、苦しいとやってきた。胸部レントゲン撮影を行って写真を見たところ、右の下葉がかなり下方から押し上げられており、それで肝疾患を疑ってCTをお願いすることにした人だった。もちろん合意の上でだ。このフィリピン人女性、いつも僕のところにやってくる人ではない。ある意味、一見さん。こういうことをされるとブラックリストに入れなくてはならない。すでにフィリピン人スタッフから今回の彼女の行動については「いけない行動」であることは話したと聞いたので、これ以上の追及は必要ないだろう。しかし、このようないい加減な他人にも医療機関にも迷惑をかける行動については、毎回毎回言うべきことは言わねばならない。そうでないといつか、近くの公立病院から外国人お断りとか来院保証しろとか言われかねない。
 ミャンマー出身の米国籍の女性51歳、肝機能が悪くて2か月に一回、通院中。前回の血液検査で今までになく、S-GPT、γ-GTPの数値がよかった。ほぼ正常範囲内。すごく喜んでくれた。僕もうれしい。米国籍のご主人の高血圧もちょうどいい数値で保たれており、このようにうまくいくととても信用してくれるようになる。
posted by AMDA IMIC at 08:42 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)