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2024年03月12日

2024年3月12日火曜

 ぺルー人男性43歳、痛風発作がおさまって高尿酸血症の治療中。痛風発作が怖いのか、来院のたびにコルヒチンの処方を求めるので、いつもの説明をいつも通りに行った。
 フィリピン人女性42歳、高血圧と脂質代謝異常症で内服治療中。血圧もこのところ、ずっと落ち着いている。息子さんが近くの公立中学を明日卒業、遠くの横浜市内の私立の高校に通うことになったと嬉しそうに教えてくれた。
 フィリピン人女性55歳、咳が止まらず、花粉症だと言っているという。北隣のS市から来院。それがもう10日ぐらい続いているらしい。たとえ、インフルエンザであっても新型コロナであっても、すでに自宅療養すべき期間を過ぎている。診察室で話を聞くことにした。たしかに咳が強く、咳の様子から喘息を疑った。胸部レントゲン写真を撮影するも異状なし。喘息の治療は隣の部屋の小児科に任せた。
 フィリピン人女性47歳、会社の健診で初めてDをもらって心配とやってきた。血液検査でLDLコレステロールがわずかに正常上限を超えていることと空腹時血糖がこちらもわずかに正常上限を超えている程度。食事療法について説明した。じゃ、怖いような状態じゃないんだと笑顔になってくれた。
 フィリピン人女性37歳、高血圧の治療。マニラでは看護師として働いていたとのこと。僕にとっては異国の医療事情について知識をくれる貴重な窓口だ。
 ドミニカ人女性63歳、高血圧で治療をしていたが、下がりすぎるほど下がって来たので昨年の11月ごろ、降圧剤をやめた。最近になり、また上昇してきたとお嬢さんとやってきたのが数日前。前回投与したアムロジピンの半量の2.5mgで様子を見てもらっていたが、朝は120台、夕方になると140台になってしまうと。いらいらしたり不安になるという。その理由を訊ねると、ドミニカにいる母親が健康状態がよくなく、気がかりで寝られないのだそうだ。降圧剤を強くするより、精神安定剤を使う方が効果的と考え、説明したうえで、アルプラゾラム0,4mgを一日二回で処方してみた。
 フィリピン人女性23歳、発熱で来院。健康保険無し。新型コロナやインフルエンザの検査を行いたいが、僕のところが自費診療が保険点数の10割であっても負担が増える。検査すべきか、本人の意見を聴くことにした。検査をしてほしいとのことであったが、公的保険に加入していない理由が判明した。つい10日ぐらい前に勤めていた会社を退職、保険証を返却したそうで、次の会社の勤務が4月から始まるまで無保険になっているのだという。こういう期間に大きな病気になると困るので、短期間でも国民健康保険に加入しておくべきと教えてあげた。このあたりのことが外国人にはよく伝わっていない気がしてならない。
posted by AMDA IMIC at 09:32 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)