• もっと見る

2024年03月11日

2024年3月11日月曜

 9日の土曜日、久しぶりに天気が良くなった。予想はしていたが、外国人患者が多かった。僕が診察した人が20人、小児科と併せて37人。
1. フィリピン人女性53歳、会社の健診のMDLで「胃がおかしい」と言われて内視鏡検査を予定していた。無事に終了。大きな問題はなし。
2. ベトナム人女性63歳、いつもの高血圧の治療。県央のA市から来院。
3. フィリピン人女性60歳、いつもの高血圧と糖尿病の治療。
4. フィリピン人男性59歳、いつもの高血圧と高尿酸血症の治療。
5. フィリピン人女性57歳、いつもの高血圧の治療。やせすぎて心配と相談有り。食事をしてこなかったと言うので、糖尿病、甲状腺機能亢進症に関連する項目も含めた採血を行った。
6. フィリピン人男性57歳、痛風を何度も繰り返していて、高尿酸血症の治療中。前回の検査で再び、尿酸値が上昇していて食事について訊ねたところ、お酒がやめられていないことに気が付いた。説得はするのだが、うまくいかない。
7. ペルー人女性84歳、いつもの高血圧の治療。このような年齢の人が増えている。彼女のように日本語がほぼ理解できない人が認知症を発症した場合、どのようにケアするのか、心配になる。
8. ナイジェリア人男性46歳、会社の健診のMDLで食道中部に粘膜下腫瘍の疑い、ピロリ菌陽性の疑いと見せてくれた書類に書いてあった。初めての来院であるのに、食事をしないで来たから内視鏡検査をしてほしいとのこと。今日中には行うが、外来の流れを見てからと話すと、それでいいからと了解してくれた。たぶん、1時間ぐらいは待ってもらっただろうか、少し待合室がすいたところで検査を施行。食道の粘膜下腫瘍はなし、ピロリ菌は陽性。結果の加増を説明し、除菌療法について説明、ボノサップ800を一週間処方した。
9. フィリピン人男性52歳、いつもの高血圧の治療。
10. ベトナム人女性40歳、県央北のS市から通院中。過敏性腸症候群と診断し、内服治療して3年近くになる。もともと、神経質なタイプだが、このところ、心窩部や下腹部が痛いので、一度、大腸内視鏡検査を行ってほしいと言う。このような具合の悪い時もあっておかしくないのだが、本人の心配が半端ではなく、笑顔が全くない。彼女の精神的治療のためにも行わざるをえないだろうと判断した。ただし、僕自身は今は行っていない。相談したところ、行ったことがある自宅の近くの病院が二つあってそこなら一人で行けるとのこと。調べてみるとその一つでは大腸内視鏡検査を行っているようなので、紹介状を書いた。
11. フィリピン人男性45歳、いつもの高血圧の治療。
12. ベトナム人女性54歳、いつもの高血圧と糖尿病の治療。
13. カンボジア人女性73歳、逆流性食道炎で無通院中。プロトンポンプの内服治療でいい状態を保っている。
14. タイ人女性45歳、北隣のS市から来院。日本人のご主人をなくしてから不眠と精神的なくずれがあって内服治療中。最近、すごく明るくなって冗談を言うようになってきた。
15. フィリピン人女性56歳、いつもの高血圧の治療。
16. フィリピン人男性52歳、いつもの高血圧と脂質代謝異常症の治療。
17. ベトナム人男性33歳、一週間前に採血した結果の説明。何も異常がないと話すとほっとしたような表情が見えた。
18. タイ人女性68歳、高血圧で治療中。血圧も良好と話したら、じゃ薬をやめてもいいか?と質問された。何度、このやりとりをしたことか。内服していてコントロールできているのだから、やめたらまた血圧が高くなってしまうからだめと話した。今回、重要なことがわかった。彼女、たぶんタイ語が読めない。タイ語の文章を示したのだが、目が泳いでいる。文字が小さいと言うのだが、小さいから見にくいのではないだろう。このようにタイ語が読めないという人は東北タイなどの出身の高齢者の中にときどき見かける。日本語が読めない日本人の高齢者の患者を経験したこともあったが、彼らにもプライドがあるのだろう、「文字が読めない」とは言わず、「文字が見えない」と受付で話していた記憶がある。こんなときは真実を追求する必要などはない。
19. フィリピン人女性52歳、いつもの高血圧の治療。
20. 韓国人男性82歳、飼っている猫に指を噛まれて、放置していたために蜂窩織炎になりかけて来院。外科的処置と抗生剤を三日分だけ処方した。
それにしても「ついでに花粉症の薬を」と訴える外国人患者の多いことか。
3か月ぶりに行った自分自身の血液検査の結果が戻って来た。糖尿病関連、尿酸値、脂質代謝、腎機能は全く異状なし。肝機能は悪い時はS-GPTが100を超えてしまうのだが、今回は61、貧血もなく、いたって健康らしい。やはり体重を減らしていることがよかったのかも。
posted by AMDA IMIC at 13:43 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)