ドミニカ人女性59歳、高血圧で通院中。一時、最高血圧が110前後となり、降圧剤を中止していた。最近になり、いらいらしてる時など、血圧が150近くになると日系のご主人を連れて?、相談にやって来た。心身症などに対する心療内科分野の薬を内服することでいらいらは抑えられ、血圧は安定するかもしれないが、あまり勧めたくないと話した。相談の上、以前に処方していたアムロジピンの5mgではなく、2.5mgを処方して様子を見ることにした。
アメリカ人男性61歳、米軍基地関係者。排尿時に痛く、頻尿があるという。公的保険はなし。聞けば数日前からのことだと言うので、尿路の感染症を一番に疑った。数日後には米国へ帰国するというので、抗生剤のレボフロキサシンのみ処方した。
アメリカ人女性64歳、市内に住む娘さんを訪ねて来日していたが、頻尿と排尿時痛が出現して来院。ときどき膀胱炎を発症するそうで「反復性膀胱炎」と診断されていると教えてくれた。検尿の後、抗生剤を処方しようとすると、「この薬は以前に米国の主治医からもらったけど、副作用が出た。こちらの薬はよく効いた」とスマホの画面を見せてくれた。彼女の言葉に従って処方した。日本の公的保険はなし。米国の保険会社宛ての医療費支払いの書類を書いてさしあげた。
フィリピン人女性64歳。小山のような体格。以前から高血圧で拝見していたのだが、定期的に通院してほしいし、その意義を話しているのに、いい加減にしか来院せず。血液検査もさせてくれない。数日前から胸が苦しく、胃液が上がってくると言う。大げさに言えば聴診器で聞いても心音が正確に聞こえるかどうか、不安になるような体格。消化器疾患なら緊急性はないが、心血管系の疾患なら緊急性があるかもしれないという。胸部レントゲン写真を撮影してみると、心肥大あり。そして心電図を撮ると頻脈性の心房細動。脈拍は一分間に120にも達している。これが今回の症状の原因と結論付けた。市内の循環器専門病院に電話をして、昼近くになってはいたが、受け入れてもらえないかを確認した。そして15分ぐらいして外来担当医からokの許可が出たので、すぐに行ってもらった。こういうケースがあるから怖い。その後、着いたと担当医から連絡あり、本人は「行ったことがない病院」と話していたのに、受診歴があり、カルテがあるという。今日、雪が降るかもと言われていたので、翌日に来院するはずの人もやってきて、待合室はごった返し、午前の診療が終わったのが13時。さすがに疲れて、昼休みはベッドの上で熟睡した。
午後になり、近くの米軍基地の男性35歳が数日前の血液検査の結果を聞きにやってきた。検査会社からの結果用紙を手渡して説明。尿酸値が8.5と高い。その説明もしていくとよく、理解している。聞けば、父親と兄も高尿酸血症で痛風発作があり、おまけに腎結石や尿管結石があったとのこと。お酒は好きだそうで、やめてしばらくして採血し、それでも尿酸値が高いなら内服治療すべきとアドバイスしたところ、彼も数日後には米国に戻るので、帰国してから医師を訪ねるとのことだった。
ボリビア人女性、ピロリ菌陽性で除菌療法を一週間施行して3か月後。呼気テストを行った結果を聞きにやってきた。結果は陰性。その意義についても説明した。
2024年03月08日
2024年3月8日金曜
posted by AMDA IMIC at 09:13
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