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2023年12月05日

令和5年12月5日火曜

 近くの米軍基地内に勤務する軍属とその奥様。ご主人は高血圧と前立腺肥大でフォローアップ中。適切に内服薬を使ってくださっているようでおよそ、前回の処方薬の内服が終了するころにやってくる。次回は採血すると前回お話ししておいたため、ご主人は食事を抜きにして来てくれた。前立腺がんを否定するためにPSAを検査項目に含めたほうがいいと話し、承諾を得た。奥様のほうは肝機能障害のフォローアップ。ウルソとグリチロンを内服してもらっている。HA抗体陽性。同じく採血した。奥様の結果は翌日になるが、ご主人のほうはPSAが正常範囲内なら翌日、正常範囲内ではないとするとさらに一日を要する可能性がある。まだ数日分、二人とも内服薬があるということなので7日の午後以降に来院をお願いした。
 イギリス人男性49歳、隣のZ市にある某車のメーカーの研修に来ていたとのこと。会社の通訳がついて来てくれた。足が痛いと聞いた時にはもしや整形外科か?と思ったが、拝見するとそうではなかった。足の裏にいわゆるたこができていて、それを自分でほじくっているうちに痛くなったと説明してくれた。見ると、足の指のほうは白癬の感染があり、痛いと訴えるところはたこの部分が膨れていて、中には膿が貯留しているように見えた。細菌感染をひきおこした上に、ちょうど全体重がかかる部位であることが疼痛の原因と思われた。注射器でたこの下を穿刺してみると膿が引けた。このままでは閉鎖腔に再び、膿が溜まってしまう。なんとか溜まらないように閉鎖腔をなくしておこうと硬いたこを少し切開して開いておくべきと考えた。攝子でつまんで少しずつ切っていくわけだが、つまんで少し持ち上げるだけで痛みで診察室に響き渡る大声が・・・さらに切っていくと今度はクリニック内に響き渡るようなうめき声が・・・なんとか終了。抗生剤を一週間分と白癬の治療のクリームを処方し、次の診察日の相談をしようとしたら、通訳の方から翌日、帰国するという知らせがあった。日本でいい思い出もあるだろうが、ここでの悪い思い出は忘れてほしいと話したら、ようやく笑ってくれた。
posted by AMDA IMIC at 09:07 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)