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2023年07月04日

令和5年7月4日火曜

一日で6人の新型コロナ感染者が出た。朝から日本人も外国人も発熱または呼吸器症状で来院する人が後を絶たず。結局、外国人はフィリピン人女性56歳だけが陽性だった。自宅で二回、抗原検査を行って陰性だったそうで、検査を行うと告げたときにはかなり不満そうだった。検査を行った時期の問題や検体採取の棒を鼻腔のどこまで挿入できたのかによって、感染していても陰性と出てしまうことがある。案の定、結果は陽性だった。
タイ人女性46歳女性、体調が悪いとやってきたが、とらえどころのない症状。本人が更年期障害でしょうか?と訊ねるのだが、可能性はあってもそうですとは言えない。朝食も接種してきたと言うので、きょう、改めて空腹で来院、血液検査などを行うこととした。
インド人男性47歳、めまいがすると来院。英語で話しかけても、日本語が返ってくる。どうやら英語はあまり話せないらしいとわかった。インド人でも英語を上手に話せない人はときどきだが見かける。血圧を測定すると160/100。高血圧と考えて処方を一週間分だけ行い、次回は採血を行うので朝食を食べずに空腹で来るようにと話しておいた。
31歳男性、胃が痛いと受付からのメモに書いてあったが・・・・診察室で聞いてみると、痛いのではなくて、胸骨柄の一番下からさらに足側に5ミリ程度の直径の柔らかい表面平滑で可動性のあるしこりが二つあり、これが気になるとのことであった。直感的に思ったのは脂肪腫、少なくとも悪性疾患とは考えられない所見だ。この点を話すとようやく笑みがこぼれてきた。イラン人だが、オーストラリアで育っているそうで某国立大学の研究生・・・中東ではイランだけがペルシャ語で他の国はアラビア語だよねと話すと、そうそうとそれからイスラムやイランについていろいろと教えてくれた。同じ境遇の女性同伴でやってきたが、彼女はオーストラリアより日本がいい、帰りたくないと話していた。いいのは食べ物やセキュリティ、交通の便だそうだ。
posted by AMDA IMIC at 09:50 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)