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2023年02月03日

令和5年2月3日金曜

昨日に続いて同じトラブルに遭うところだった。フィリピン人男性53歳が受付で古い社保の保険証を呈示したと連絡があった。どうしてスタッフが気がついたのかというと・・・この男性、10年以上前から高血圧と糖尿病で継続して受診中の方だった。提示してくれた保険証がいつもの保険証とはちがうと気がついたスタッフが本人に「いつものものとちがう」と話すと、「ああ、まちがった」と財布の中からいつもの保険証を出したとのこと。6年前に仕事を変えたときに返納しなければいけなかったのに、返さなかったのだろう。今回の件は悪意があるわけでもないが、もしかして初診の医療機関なら提示された古い保険証のまま、診察を受けられてしまったかもしれない。有効期限が切れてしまっていたかもしれないが・・・要するに職場が変わった場合には以前の保険証は返納するというルールを徹底させなければ、医療機関が迷惑をこうむることになるというわけだ。
 夜に医療通訳の制度確立に長年、尽力なさっている某先生と個人的にzoomで会談。電話医療通訳や派遣通訳がなかなか医療機関で利用されない現状を改善し、医療通訳の社会的立場を保証していくには保険診療システムの中に点数として組み込んでいくしかないだろうという結論に達した。
posted by AMDAcenter at 09:03 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)