2023年01月14日
令和5年1月14日土曜
帰国のためにPCR検査を行ったガーナ人男性、早朝に検査会社から陰性の連絡があった。前日、作成しておいたFIT TO FLY CERTIFICATEとCOVID-19 NEGATIVE CERTIFICATEに記載した名前や誕生日、パスポート番号に誤りがないかどうかを僕が読み上げて、彼に確認してもらい、誤りがないということでコピーを取って原本を手渡した。ベルー人女性52歳、もう少しでだまされるところだった・・・といっても彼女が僕をだまそうとしたわけではない。数日前に母親が新型コロナに感染したという。姓に聞き覚えがあったので訊ねてみると、案の定、母親だけではなく、同居の姉とその娘も僕のクリニックで陽性と判定した一家のひとりだった。当然のことながら新型コロナに感染したと考えるのが普通なのだろうが、万が一を考え、インフルエンザも同時に検査したところ、新型コロナは陰性、インフルエンザは陽性でA型だった。このケース、互いに家庭内で感染しあう可能性があるので、生活について詳しく注意をした。タイ人男性51歳、鼠径部近くに膨らみと痛みがあると来院。カルテは新しいが名前に記憶がある。15年以上前にHIVに感染していることを突き止め、専門医療機関に治療を依頼した男性だ。元気であることは風の便りに聞いてはいたが、本当に元気。HIVの治療状況について訊ねると、その専門病院に2か月に一回通院していて、内服治療を続けているという。某病院の外科にHIVに感染していることや治療の内容等を赤字で書き加えた診療情報提供書を作成し、手渡したのが一週間ほど前。診療情報提供書の返事が郵送されてきたので、受け入れ拒否にでもあわなかったかと恐々、開封してみたら、「こちらで受け入れて精査します」と書いてあってほっとした。
posted by AMDAcenter at 08:59
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