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2023年01月07日

令和5年1月7日土曜

ペルー人女性二人。17歳のお嬢さんと51歳の母親。12月30日から具合が悪かったとのこと。主症状は咳と痰、それもごく軽度。すでに7日目となっているので、新型コロナの抗原検査では診断できないはず、そう話してPCR検査を行った。新型コロナの可能性があるということにかなり驚いたような表情だった。どうして今まで医療機関を受診しなかったのか?と尋ねたら、「おばあちゃんが今日、ディサービスを受けている介護施設で抗原検査を受けたら陽性だったから」と言う。おばあちゃんにも薬が欲しいとのことなので、陽性と判定した抗原キットを見せてほしいと頼んだら、それはないとのことだった。それではおばあちゃんを連れて来てもらって、再度抗原検査を行い、陽性を確認してからではないと処方はできないし、76歳だという年齢からは医療機関から発生届を提出しなければならないからと話した。その30分後、祖母を連れて戻ってきた。抗原検査の結果はおはり陽性。症状に合わせた内服薬の処方を行い、発生届を書いてすぐにファックスで保健所に送った。そして、たったいま、判明した二人のPCR検査は陽性だった。たぶん、彼女たちから祖母に感染したのだろう。よくわからないのは介護施設の対応だ。日本語がわからない人にはもう少し丁寧に対応しなくては。孫娘は日本の高校に通っているのだから。それに抗原キットを捨ててしまっては意味がない。一から検査をし直さなくてはならない。医療機関に連絡するとか、どうしたらいいか尋ねるとか・・・・そういうやさしさがなくては。
posted by AMDAcenter at 10:30 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)