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2023年01月06日

令和5年1月6日金曜

フィリピン人男性54歳、足が痛くて歩けないという。診察室へケンケンしながら顔をゆがめて入ってきた。以前にも痛風発作をおこしており、今回もすぐにそれとわかったが・・・ほかにも高血圧もあるというのに、最終診察が昨年10月の2日、この日に二か月処方をしているので、一か月は降圧剤、高尿酸血症の薬を内服していないことになる。薬も内服せず、12月末にはフィリピン語の「マリガヤン パスコ」=「メリークリスマス」で楽しんだに違いない。しょげてる彼にいつもの処方とは別にコルヒチンをまずは10日分だけ処方した。
ドミニカ人男性62歳、いつもは高尿酸血症で拝見しているが、一週間前からのどが痛いと来院。年末年始なのでどこの医療機関にも行かなかったらしい。念のためにPCR検査を行ってみた。たった今、検査会社から連絡があり、陽性だった。電話で結果をお知らせした。すでにほとんど自宅療養期間を終えてしまっているが、咽頭痛は続いており、来週の火曜の出勤は許可したが、それまで「おとなしく」療養しているように伝えた。アメリカ人男性47歳、ヘリコバクター・ピロリの除菌療法を施行して5か月後の12月末に呼気テストを行ったが・・・結果は陽性。結果を聞きに来てほしいと電話すると早速、午後にやってきてくれた。一次除菌がうまくいかなかったことを伝え、ここでやめるか二次除菌を行うかを問うたところ、ぜひ二次除菌をしてほしいということなので二次除菌のコンビネーションを一週間分処方した。つぎは3月末に呼気テストをと伝えた。
中国人女性61歳、前日からの軽度の発熱と咽頭痛で来院。インフルエンザと新型コロナの両方の抗原検査を行ってみたが、新型コロナのほうが陽性だった。新型コロナに罹患していることを告げると、かなり動揺している様子で僕の日本語がよくわからないようだった。よくよく尋ねると自宅で日本人のご主人の介護を行っているとのことだった。おびえているような彼女に心配ないことをゆっくりと説明した。
フィリピン人男性23歳、発熱と咳、痰で来院。新型コロナは陰性、A型インフルエンザが陽性だった。
今の印象は・・・呼吸器症状が強い方にインフルエンザの人が多く、「こんな症状で・・」という方に新型コロナ陽性の人が多いという印象。
posted by AMDAcenter at 08:42 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)