新年あけましておめでとうございます。今日から新年の診療開始。一足先に診療を開始した医療機関の情報では新型コロナに加えてインフルエンザもかなり流行っていて、両者に感染している人もいるらしい。考えてみれば当然のことだ。症状がきつい人には初めから両者を検査せざるをえないだろう。年末からの中国での感染爆発の対策として、政府は30日から日本行の飛行機に搭乗する72時間以内に行った新型コロナ検査の陰性証明書と入国時の抗原定量検査を義務付けたが、一昨日になり、8日からは入国時の検査をより正確度の高い抗原定量検査かPCR検査に変更すると発表した。これは至極当然の判断だろう。ずいぶん昔の話だが、中国の某医療機関の印鑑と医師の印鑑を押した書類が偽造と判明した件があった。偽造というか、これは医療機関の印鑑と医師の印鑑を使える立場の人間が個人的になんらかの理由で作成したものと推察されるが、たったひとつでもこのようなことがあると、搭乗72時間以内の陰性証明書さえ信じてよいのかどうか、わからなくなってしまう。入国時に再度、検査を行うことに医学的には推奨されるべきことだろう。日本出国に際してのPCR検査はかなり減ってきていたが、もしも中国政府が政治的な対抗処置を取ると話したことを実行するようなら、再度、中国に向けての出国に際してのPCR検査が復活するかもしれない。
話は変わるが、あと5か月、今年の6月で74歳になる。1974年に25歳で医師免許を取得してここまで健康に仕事ができたことへの感謝と49年もの長きにわたり、たくさんの人たちに支えてもらって続けられたことへの感謝と僕を信頼してくださって通院してくださる外国人を含めた多くの患者への感謝、この3つの感謝で心がいっぱいである。
2023年01月05日
令和5年1月5日木曜
posted by AMDAcenter at 08:55
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