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2022年12月06日

令和4年12月6日火曜

大和市に隣接する座間市にある某車の会社に研修に来ているインド人38歳、数日前からおしりが痛いとやってきた。拝見すると血栓性痔核で腫れあがっている。かなりの痛みのはずだ。聞けば24日に帰国するというので、鎮痛剤の座薬と痔核用のクリームを処方した。結果を同行してきた会社の担当者に伝えようとしたところ、なぜか担当者は彼を置いて帰ってしまったとのこと。彼の携帯から担当者に電話してもらって結果と処置を伝えておいた。プライバシィ―の保護の観点から同行者には話せないこともあるのだが、今回は彼に同行者に話すことについての許可をもらっていたのに・・・
 スリランカ人男性49歳、日本人の奥様が数日前から新型コロナに感染し、自宅療養中。5日からは外出できるようになるので、出社したいと会社に伝えると、PCR検査が陰性だという証拠を持って来いと言われたとのことで来院。それなら自費診療でPCR検査をしなくてはならない。そう話すと、実は11月の28日から咳があったと言い出した。奥様の発症より一日早い。もしかして保険診療でPCR検査をしてほしいために虚偽の申請をしているのかとも思ったが、どうやら本当らしい。今日の朝に判明した結果は陽性だった。PCR検査と抗原検査についての正確な知識を持ち合わせていない会社などが、よくPCR検査が陰性にならなくては出社してはいけないと話しているようだが・・・・PCR検査は体内にウィルスがいなくなって他人に感染させない状況になっても、場合によっては2週間3週間後まで陽性反応が出る。要するに「PCR検査で陰性になるまで自宅待機」は全く無意味で生産性を低下させてしまう。世間がこの点について理解してくれなければ、こういう無駄がなくならない。彼のケース、たぶん、快復証明書を書いて一文を中に加えなければだめだろう。
posted by AMDAcenter at 10:02 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)