昨日で8月が終わった。このところ、発熱者は明らかに減少している。昨日の全国の新規感染者は17万人で、30万人に迫った時期の4割減に近いと思うが、このクリニックで診療している印象としては半減以下の気がする。過去の波でもこんな小さなクリニックでの印象と全国的な患者数の推移とがほぼ一致していた。たぶん、都市部で半減に近く、地方ではまだまだそこまで減少していないとのことだろう。
政府もいろいろと対策を講じているが、5回目のワクチン接種を含めて、なにか、後手後手にまわっている感じがする。それにあの塩野義の経口薬の発売はどうなったのか? 緊急時の特例を適用するとしながら、承認するか否かでなんだかんだと時間が長引き、すでに緊急時ではなくなりつつある。この国の行政の欠点そのものだ。いまだに2類感染症に分類しておくことに固執していることがすべての矛盾の始まりであり、根源であることに気がつかないのだろうか。今も4回目の接種を推奨しながら、9月の中旬には現在流行しているオミクロン変異株にさらに効果があるという5回目の接種を前倒しして開始するという。しかも4回目接種を受けてから5回目接種までの間に5か月という期間をあけねばならないとのこと、それなら4回目を今週受ける人は、現在のオミクロン変異株によくきくという5回目を受けることができるのが、来年の2月以降になってしまうではないか。それにそもそもオミクロン変異株によく効くのが5回目のワクチンだとしたら、今の4回目のワクチンはそれほど効かないということで・・・・その4回目をそれでも接種推奨するのはなぜ?と疑問になる。まさか、買ってしまったから消費しなくちゃ・・・ではあるまいな。
2022年09月01日
令和4年9月1日木曜
posted by AMDA IMIC at 08:49
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