2022年06月13日
令和4年6月13日月曜
11日の土曜日の外国人患者数は22人。総患者数が61人だったので3人に一人、約33%が外国人患者だったことになる。国籍はフィリピン人10人、ペルー人3人、ベトナム人2人、カンボジア人、タイ人、インドネシア人、バングラデシュ人、スリランカ人、アメリカ人、ドミニカ人各1人ずつであった。バングラデシュ人男性36歳、高血圧で4か月ほど前から通院中。紹介状を書いてほしいと言う。理由を聞けば納得・・・ある日、北隣のS市にあるアパートの周りを散歩していたらクリニックを見つけた、中に入って尋ねたら英語ならOKということだったので転医したいと・・そういうことだった。日本人も外国人も基本的には自分の住まいの近くで診てもることが大切と思っているので、よかったとすなおに思った。彼の場合、質問が彼自身の医学的考えからなりたっているのだが、それが少し独特。医療の専門家である医師から見ると、首をかしげたくなることも少なからずある。担当の医師がこのあたりのこと、怒ることなく、不快に思うことなく、よく説明して診ていただきたいと切に願う。決して再度、僕のところに戻ってくることがありませんように・・アメリカ人女性、近隣の米軍関係者、この方も数か月前から糖尿病で隣の部屋に通院中なのだが・・・なにやら質問があったらしい。診察にほぼ40分かかっていた。もちろんその間、ほかの患者はじっと待っている。質問を遮ることはできないし、質問に答えることも診察・治療の大切な部分なのだが・・一般のクリニックや病院で40分も質問していたら、どうだろう? かなり「困ったさん」と認定されてしまうだろう。この二つの事例でわかるように外国人患者を診ることは言葉だけが壁というわけではない。言葉の壁を乗り越えたときがはじめの一歩で・・・その先にあるこのようななんともややこしさを当たり前に受け入れていくことが重要だと思う。
posted by AMDA IMIC at 09:11
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