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2022年05月06日

令和4年5月6日金曜

2年1か月ぶりにバンコクに行ってきた。いつもは海外渡航の書類を書くばかりの側だったが、今回、自分が旅人となってよくわかったことがあった。
 4月30日土曜日、JAL031便に乗るために羽田へ。出発は午前11時15分だったが、搭乗受付でどれぐらい時間がかかるかわからないので、8時半ごろ出発ロビーに到着。ところがしばらく来ていなかったので、チェックインカウンターがよくわからずうろうろ。すると「香港行き専用」と書かれたカウンターを発見。カウンターの方に訊ねたところ、香港行は搭乗の際の書類が他の国とはちがって種類が多く、チェックに時間がかかるのでカウンターを分けてあるとのことだった。ようやくファーストクラスカウンターを発見、ダイヤモンド会員なのでここを利用、まず書類を提出。タイランドゴーの許可書類、到着後にPCR検査の結果を待つまで一晩待機するホテル、ノボテルスワナブームエアポートの予約書、そして100万円まで支払われる旅行保険の英文証書、そしてパスポート。あっけなく数分で終わってしまってJALラウンジへ。
ラウンジにはファーストクラスラウンジとビジネスクラスラウンジに該当するさくらラウンジがあるのだが、飛行機の便数が限られている現在、さくらラウンジは閉鎖され、ラウンジ利用者はすべてファーストクラスラウンジの利用となっていた。食事の注文はすべてスマホからQRコードを読み込んで行うようになっており、僕のような高齢者は注文できずに餓死するのではないかと心配したが、無事に栄養補給ができた。機内でもマスクを着けている以外はとくにいつもと変わることなく、バンコク・スワナブーム空港に到着した。
機外へ出て歩き始めるとすぐに書類のチェックカウンターがあり、12人ぐらいの女性が対応していた。そこでも1分程度で通過、コンコースの集まった地点であらかじめ連絡をしておいたタイラントエリートの係員と合流。いつもなら機外に出たところで電動カーで待っていてくれるのだが、新型コロナ対策で待ち合わせ場所も変わっていた。彼女の案内で入国審査をあっというまに終えて外へ。待機ホテルの係員のところまで連れて行ってくれた。入国時のPCR検査は空港で行うのではなく、一泊待機するホテルごとに契約している医療機関で行うのだ。
待機ホテルは空港に接続しているノボテルホテルなのだが、新型コロナ対応で車で案内された。きっと宇宙服のような防護服を着たスタッフに拉致されるように特別な部屋に案内され、結果がわかるまで施錠でもされるかと思っていたら・・・普通にチェックイン、最初にホテルの外、入り口に接したところにあるテントでPCR検査を受けるように言われた。ノボテルではどこかの病院に連れて行ってくれるのではなく、契約している病院からスタッフが出向いてきていた。行くとまず受付があり、済ますと次に看護師と書かれたネームカードをつけた女性のところへ案内された。この女性は完全防護服だったが、その後ろには誰の子どもなのか、小さな女の子が普通に立っていた。鼻咽頭から検体を取って終わり。先ほどのこどもにバイバイすると恥ずかしそうにバイバイしてくれた。それから一人で荷物を持ってエレベーターで自分の部屋へ。施錠でもされて外に出ないように見張りでも付くのかと思ったけど、ゆるゆる。
現地時間8時ごろになり、空腹を覚えるようになった。外には出られないので隔離のホテルでは部屋の外にお弁当を届けてくれるとタイ在住の方に聞いていたので、恐る恐るドアをあけてみても何もない。意を決してフロントに電話してみたら、僕の予約は朝食付きで夕食はついていないとのこと。午後4時にチェックインしてPCRの結果が陰性と判明するまで外には出られないのでホテルの予約は夕食付きと思い込んでいた自分がばかだった。やむをえず、タイの友人たちのために持ってきた食べ物に手を出して飢えをしのいだ。ついでにPCR検査の結果がいつ判明するのか、聞いてみた。検体採取はたぶん午後4時半か5時。そして結果判明は午前1時ごろ、インターネットメールが届くと教えてくれた。チェックインカウンターでしつこくメルアドを確認していたのはこの連絡のためなのだなと気がついた。パソコンを持て来ていてよかった。熱帯の鳥の声で目覚めた6時、恐る恐るメールを確認すると午前0時32分付で結果を知らせるメールが届いており、添付ファイルを開くと
NOT DETECTED と書いてあった。この書き方は日本でも同様だ。PCR検査も感染してからの時間などの因子もあり、結果がすべて正しいとは限らない。だから「陽性」「陰性」ではなく「検出した」「検出されなかった」と書いてある。「検出されなかった」と書いてあったわけで、とりあえずほっとして気がついたことは・・羽田空港からこの日の朝までどこかで検温されたということがなかった。バンコクのマスク率は高く、日本とあまり変わらない風景だった。
 帰りは5月4日の夜便に搭乗するためにPCR検査を受けて陰性証明書をもらわねばならない。事前にバンコク病院の知り合いの看護師に頼んだところ、朝の7時半に予約を取っておいてくれた。そもそも海外渡航のPCR検査は朝の7時から8時まで、結果の受け取りは普通は翌日の午後1時から3時。僕の場合は即日渡しケースで5500バーツ、午後1時から3時ということになる。行くと旧知の看護師が二人待っていてくれ、7時半になるともう一人、旧知の内科医が来るという。やってきた彼と彼の部屋で旧交を温めているつもりだった僕が浅はかで、彼が僕の問診をしてくれたのだった。もう30年近く前になるか、厚労省と神奈川県の基金を利用してバンコク病院の日本人診療部の医師1人と看護師7人を毎年一人ずつ招へいし、県内の医療機関でトレーニングを受けてもらったことがあり、彼らはそのうちの3人だ。おかげで僕のカルテらしきものには「VIP」と印が押されていた。彼女たちから10時過ぎにラインで陰性との連絡があり、午後1時に受け取りに行った。一抹の不安があった帰国もこれでだいじようぶとかなりほっとした。
 午後9時55分発のJAL034便に搭乗するために早めの午後7時半に空港に到着、事前に連絡しておいたタイランドエリートの係員がチェックインカウンターで待っていてくれた。JALのカウンターではPCR検査の陰性証明書をチェックしただけであとはいつも通り、そのまま係員に案内されてファストトラックで出国手続きを終えた。彼女たちはラウンジまで案内してくれる。
 飛行機の中ではあっというまに寝付いたものの、一度目が覚めるとなかなか寝られない。フルフラットの席は寝やすいが、マスクをし、寝るためにアイマスクと耳に栓を入れると圧迫感が強く、とてもじゃないが寝られない。羽田に到着したのが予定よりかなり早い午前5時半。まず国際線の乗り継ぎの乗客を降ろすということで、46人が降りるのを待った。一人足りない一人足りないとCAがあわてていたが、ようやく探し当ててこの客も降りて、次は我々かと思っていたら・・検疫の許可が出ないから機内で待ってくれとのこと。許可が出たのが5時30分。先頭で降りていくと・・・新型コロナの検査する場所にたどり着くまでに書類審査や検査の書類を手渡されるカウンターが全部で4か所ぐらい。MY SOSで健康に関する質問書、ワクチン三回接種の証明書、搭乗72時間前のPCR検査陰性証明書をあらかじめ登録しておいたためにかなり時間的には早かったと思う。ちなみにMY SOSには二種類あるようで、入国審査のためのアプリではこのように登録ができるが、MY SOSの通常のアプリをインストールするとこの入国の審査のためのページが出てこない。そして登録が事前審査を受けて完了すると赤だったMY SOSが緑色に変わる。最後に問診やら受けての検査は簡易抗原検査だと思う。検査を受けてから結果が判明するまでおよそ30分程度。椅子でじっと待つ。結果判明の表示のところに自分の番号が掲示されたら受け取りに行く。検出しませんでしたという証明をもらって、最後にいつもの入国審査へ。税関を通ると7時15分だった。機外へ出てからおよそ1時間半だった。
 この羽田での手続き、いくつかの関所みたいなところにたくさんのアルバイトらしい人たちが雇われている。で・・気がついたのだが、その人たちが英語が話せない。最後の問診のところで僕の隣のデスクにネパール人女性が座っていたのだが、担当の日本人女性が日本語で「あなたはワクチン接種を二回しか受けていないので自主隔離は何日でああだこうだ」と説明していた。ああ、きっとわからないよねなんて言いながら・・するとそのネパール人女性が「英語でお願いします」と英語で言った。そこでとっさに隣の椅子から僕が英語で説明してしまった。この数か所の「関所」は外国人入国者にとってまさに関門だろう。とくに英語の担当者がすぐ近くに待機しているという様子でもなかったし・・国際空港なら日本語を理解できない人のためのサービスがもう少ししっかりあってもいいのではないかと強く思った。昨日、岸田総理は6月からの我が国への入国手続きについてG20の国家並みに緩和すると表明したが・・どのように緩和するのか、ぜひ早く公開してほしい。そして日本語のわからない人への配慮もしてほしい。
 ところでタイへの入国と日本への入国。検査をどこで行うかが最大のちがいだと思った。航空で何時間も待たされる日本の現行の方法なら便数が増えたらさらに混雑するのは確実、したがってそうならないためにも現行の方法なら便数を抑える。すなわち入国者数を制限しなければならない。今の「最大一日1万人の入国者」という制限はこのためなのだろう。こんな話も早く終わってほしい。
posted by AMDAcenter at 09:14 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)