• もっと見る

2021年09月07日

令和3年9月7日火曜

某会社から電話があった。その会社のベトナム人社員の新型コロナワクチン接種についてだ。横浜市在住なのだが、同市内のいくつかの医療機関に電話してもベトナム人とわかった時点で予約を断られていて困っているとのことだった。個別接種のことだろうが、集団接種の予約も同じように断られたのかについては言及がなかったが・・・そもそも外国人が自分で集団接種の予約を取ることができるかどうかと言えばはなはだ怪しい。日本語が「ある程度」できるという程度では予約や当日についての具体的なことを電話でやりとりするのはむずかしいだろう。容易に想像できる。結果的には引き受けることにして予約リストに入れた。ただし、外国人の接種について現在、僕のクリニックで困っていることが一つ。それは当日の約束の時間に現れない、すなわち無断で来ない人がいることだ。当人に伝えてある約束の時間は実際に接種する時間より15分ほど前の時間を指定して伝えてあるので、接種の時間にクリニックに来ていないということは本来ないはずなのだが・・・接種時間に来ないので電話してみると一日、日を間違っていたベトナム人、忘れて静岡県に出かけていたフィリピン人、まったく携帯で連絡が取れないペル―人などなど。接種液を無駄にしたくないので、この時点で膨大な予約リストからすぐに駆けつけてもらえる人を探さなければならず、これがスタッフの負担となる。接種液を無駄にしてしまうと厚労省にその旨を報告しなければならないし、なによりすぐにでも接種してほしいという人たちに申し訳ない気持ちになってしまう。連日、3割りか4割りの予約が外国人と思われる名前で埋まっている。接種が終わると皆さん、喜んでくれるが、このようなことが毎回続くとしたら外国人の接種を引き受けるのにも躊躇しかねない。
posted by AMDA IMIC at 09:15 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)