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2021年04月10日

令和3年4月10日土曜

夕方になり、受付から大声が聞こえて来た。何なんだ?とスタッフに尋ねると、先日、PCR検査で陽性だったスリランカ人男性が来て、受付でもめているとのことだった。もめている理由は何だ?とスタッフに聞いてもわからないという返事、でも僕は直感的に理解した。彼が故国に帰ろうとPCR検査と英文書類を求めてやってきたのはほぼ3週間前。PCR検査の結果は陽性、すなわち無症状の感染者ということになり、フライトはキャンセル、陽性という診断書があれば無料で次に搭乗するときのフライトに振り替えてくれるというので、航空会社宛てに陽性であるという英文診断書を作成して渡した記憶がある。それから2週間もしないうちに再度PCR検査を受けたいと電話があったので、早すぎると話した。今、検査しても感染力はすでになくても陽性と判定されるよと何度も話したが、それでもいいから検査してほしいというので検査したところ・・・・当たり前だが、また陽性だった。検査の段階で陽性だろうと思っていたので、彼には僕自身が「きょうは検査費用だけ支払ってもらう。もし陰性なら明日、書類を受け取るときに書類代を支払ってもらう」と費用の説明をした。たぶん、またフライトの変更が必要になり、無料で変更してもらうために航空会社宛ての陽性証明書を書いてほしいということだろうと側にいる看護師に話し、それを受付のスタッフに伝えると、「その通りです」と返事があった。急いでパソコンに入力して英文のものを作成、受付スタッフに渡したが・・・大声はまだ途絶えない。いったい何なんだ?と尋ねると、本人が「前回、書類の費用まで支払ったので、今回の書類は無料であるべきだ」と譲らないと教えてくれた。「それはありえない、カルテに当日の支払いが書いてあるから本人に見せるように」と指示すると、見せても納得しないという。たしか彼には日本人の親方がいるはずなので、親方に電話してもらって日本語で説明しなさいとスタッフに言い、その通りになったところで、この「親方」なる人に説明すると、前回の費用は「親方」が支払ってくれたらしく、すぐにわかってくれた。そして今回の英文書類の費用をいただいた。僕が受付まで行けば簡単なことだが、それをしてしまうと診療がストップしてしまう。こういう一方的な要求を医療機関の窓口に持ってこられると時間はかかるし、受付もストップしてしまう。こういうときに間に入ってくれる「ワンストップ窓口」をずっと期待していたのだが・・・厚労省のいう「ワンストップ窓口」は日本の医療機関からの相談にだけ乗るものだそうで、外国人医療で現場でもめたときに役立つとは到底、思えない。
posted by AMDAcenter at 13:57 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)