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2021年04月02日

令和3年4月2日金曜

午後になり、アフリカ某国の女性28歳来院。受付ではこの2週間、胃が痛いと話していたという。診察室に入ってもらうと、そっくりな顔のどこかで見かけた女性がいっしょだった。以前に診察したことがある女性だった。妹が具合が悪くて付き添ってきたと教えてくれた。とりあえず、どこが痛いのか、ベッドに横になって教えてもらうことにした。すると彼女が触ったのはおへその周囲。これは胃ではなく、小腸、大腸だと思った。痛みの性状は疝痛、ときどきおなかがごろごろする音が聞こえると言う。便は軟便。第一に考えるのは過敏性腸症候群だろう。そのように説明していくと、何が原因か?と尋ねられた。性格や一種のストレスと答えると、二人で顔を見合わせている。ストレスがあるそうだ。ストレスが何であるかは質問しなかった。トリメブチンとビオスリーを処方、痛みのためにスコポラミンも処方、あまり脂っぽい食事はとらないようにと説明し、入院をしなければならないような疾患ではないことも付け加えておいた。彼らが診察室を出て行ってから姉だけが戻って来た。妹さんは茨城の大学を今春卒業したが、ずっと仕事が見つからず、アパートでごろごろしているだけで、そのストレスだろうということだった。なるほどと思った。
 新型コロナのワクチン接種の記録のアプリが出た・・・というか今、作っている最中なのだろうか。昨日の夜のテレビで見た。このアプリの一番の問題は接種の記録が被接種者の自己申告では意味がないということだろう。客観性がない。もしかしたら虚偽かもしれない。だから直ちに信用するわけにはいかない。予診票の被接種者控えをそのまま取り込むなら客観性があるし、それ以外にはやはり医療機関での証明書を取り込むほかはない。そうでなければ、だれかがやってきてこのアプリの画面を見せて、接種済証明書を書いてくれと言われても書けない。そして国際的に通用するには英語バージョンが必要だが、これも同じことだ。
posted by AMDAcenter at 08:58 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)