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2021年01月03日

令和3年1月3日日曜

こんな日があるのか・・・2日の受診者総数は32人、うち17人が外国人。帰国のための検査に訪れる人、そしてお店の客が新型コロナに感染したと判明し、やってきたフィリピン パブの従業員複数、みな鼻水、咳、軽度の発熱等あり。さらに1日に受診し、PCR検査で新型コロナと判定されたフィリピン人女性の濃厚接触者と判定されたフィリピン人家族などなど。やはり言葉の壁は厚いようだ。11時ごろ、発熱センターからシンハリ語しかわからないスリランカ人が発熱しているが、診てくれるか?と電話があった。本人とはシンハリ語の通訳を介して話しているのでと言う。間に何人かの人間が入ると時間はかかるし、ややこしくなる。PCR検査の会社の集配が12時半にはやってくるので、早くしたい。そこで本人から直接、連絡が欲しいと話した。こういう人たちはほんの少しでも日本語がわかることが多いから。それにスリランカならごく簡単な英語はわかるだろうと思った。11時45分ごろ、再度発熱センターから電話があった。待っている旨を伝えたが、通訳と連絡が取れないとか、よくわからないことになっていた。12時15分ごろ、それらしい人物が車を降りてクリニックの前にやってきたので、外に出て行って話したところ、友人だと言う。本人はそのあたりまで来ているはずというが、12時半まであと5分もない。集配の人に待ってもらうわけにもいかないし・・・と思ったときに、その友人が「来た」と叫んだ。なんと本人は車を運転してやってきた。名前など最低限のことを聞いて、PCR検査をしてしまおうと思ったが、発熱して3日目という話を聞いて気が変わった。3日経過していれば簡易抗原検査でも判定できるのではないかと。鼻咽頭から検体採取し、キットをセット、数分で陽性反応が出た。本人だけでなく、やむをえず、友人にも新型コロナに感染していることを伝えた。濃厚接触者が多数いるような気がした。ところでカルテができあがってきて、名前を見たら、明らかにイスラム教徒の名前。スリランカでイスラム教徒と言えば、ほとんどがタミール人だ。スリランカの多数派である北インド系のシンハリ人は仏教徒、少数派の南インド系のタミール人はヒンズー教徒、ヒンズー教徒には厳しいカースト制度という身分制度があるので、低いカーストの人たちは村ごとイスラム教徒に改宗した。イスラムには階級制度がないからだ。要するにこのケース、発熱センターがシンハリ人と誤解したことからごたごたが始まったのだと思う。きっとスリランカを検索するとシンハリ人と出て来たのであろう。彼の友人に訊ねたらところ、彼はシンハリ語は全くわからないというわけではないが、ほとんど理解できない程度、やさしいゆっくりした英語ならわかるということだった。こういうケース、たぶん僕のほうが詳しいので、一切、任せてもらいたい。PCR検査を行ったのは32人中28人、さらに簡易抗原検査が1人。すごい日だった。午後1時にクリニックを閉め、午後2時から午後5時まで休日夜間急患診療所のインフルや新型コロナの抗原検査の当番へ。3時間で検査を受けたのはわずか3人、いずれもインフルも新型コロナも陰性。患者そのものが25人程度だった。
posted by AMDAcenter at 08:51 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)