2020年12月19日
令和2年12月19日土曜
12月15日に帰国のためのPCR検査を受け、16日に英文書類とともに受け取りにやってきたフィジー人4人組、17日にソウル経由、ウェリントン経由で帰国したはずのなのに・・・そのうちの一人から電話がかかって来た。フィリピン人スタッフが僕の診察室で電話を受けたので、彼女の話から乗れなかったとわかった。こういう時、心臓の動悸が止まらない。僕の書いた書類に不備があり、乗れなかったとしたらそれは僕の責任だ。滞在費や次の便の費用まで補償しなければならない。幸い、このような帰国の書類を書き始めて5カ月になるが、過去には一件たりともそういうミスはない。看護師がフィリピン人スタッフと話し合っているのが聞こえたその中で「ハリケーン」という単語が耳に入った。詳細はこうだ。成田からソウルは乗れる。ソウルからウェリントンも乗れるらしいが、ウェリントンからフィジーのナンディに行く飛行機がハリケーンで欠航になり、成田で搭乗をあきらめたとのことだった。そして次の便に振り替えたところ、搭乗が今日土曜の夕方ということで英文書類やPCR検査はこのままでいいだろうか?という問い合わせだった。いいかどうかは僕のクリニックが決める問題ではなく、航空会社側の問題なのでそこで航空会社に尋ねてみては・・と答えたら、いったん電話は切れたが、再度かかってきてやはりだめという返事だった。当たり前だが、そうだろう。PCR検査を昨日の夕方5時までに受けてもらえないと書類が間に合わないと話すと午後3時までには行くが費用は前回と同じか?安くはならないかと尋ねたと聞いた。そうだろう、僕のクリニックのPCR検査と英文書類の作成が税込み28470円で他の医療機関に比較して1万円か2万円近く安いことは知っている。それでも2回支払うとなったら僕でも考え込んでしまう。なにしろ早く来いと伝えてもらって、いろいろと考えてみた。今回の件は彼らが悪いわけではない。天災によるものだ。費用のことは話さなかった。彼らは再度28470円を支払うつもりでやってきた。今回は一人が帰国をあきらめ、3人。3人のPCR検査が終了していよいよ費用を請求するときになり、考えてみた。PCR検査については検査会社に費用を支払わねばならないので安くはできない。ただ、僕が英文書類を作成する費用については僕がボランタリーに徹すればクリニックに赤字をもたらすということではないので、その分、1人5千円を安くして、23470円の請求とした。受付のスタッフの話では金額を聞いて嬉しそうにありがとうと言ってくれたそうだ。今度は無事に帰国できますように。
posted by AMDA IMIC at 09:59
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