2020年11月02日
令和2年11月2日月曜
10月も終わってしまった。本日11月2日からは神奈川県では発熱患者に対して新たな対応制度が始まる。発熱患者を何人診たのか、そのうち実際に新型コロナの陽性者がいたのかどうか、その人数など、医療機関から専用のホームページへアップロードすることになっているが・・・僕のクリニックにはそのアップロードのためのIDパスワードも届いていない。さらにこの制度による補助金の申請のしくみがよくわからず、県からの書類には厚労省の担当に直接尋ねてほしいと電話番号が書いてあるので、スタッフからかけ続けてもらっているが、全国から問い合わせが殺到しているためか、電話が全く通じない。上記のように作業は本来、保健福祉事務所や県が行うべきことだろう。それを末端の医療機関に押し付けられては医療機関としての診療に影響が出る。こんな登録作業のためにスタッフを一人取られてはたまらないし、医師が自ら登録作業を毎日行うというのもばかげている。医師であれば、診療に専念したいし、専念する以外の時間がないのが実情だろう。このようにばかげた制度をつくらざるをえないのも未だに新型コロナウィルス感染症が二類感染症に指定されているからだ。だれかインフルと同じ五類感染症への変更へと英断する「上の人」はいないものか? 10月31日土曜は外国人患者23人、新患はフィリピン人女性54歳、180を超える高血圧、とりあえず2週間分の降圧剤を処方し、次回は採血も行うことにした。そしてタイ人28歳、HIV検査希望、訊ねてみると心配になった接触があってからまだ1カ月程度と言うので、説得して十分に時間が経過してから検査を行うことにして帰ってもらった。
posted by AMDA IMIC at 12:58
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