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2020年09月29日

令和2年9月29日火曜

ラオス人男性56歳、4月3日に一カ月分、睡眠導入剤と降圧剤を処方して以来の受診。あまりに時間が経過しているので、なにか別件での受診かと思ったが、にこにこしながらの最初の一言が「血圧の薬、もうなくなっちゃった」であった。タイ語なので翻訳するとこんなニュアンスか? 血圧を測定すると150/100、この「にこにこ」には勝てず、診察後、また一カ月分を処方、」寝る薬も欲しいか?と尋ねると、ぜひ欲しいとのことでこちらも一か月分処方した。ナイジェリア人男性50歳、特定健診の結果を説明、心電図でWPW症候群と診断、循環器の専門病院に紹介状を書いた。英語がわかる先生にあたるよう祈るばかり。ネパール人女性34歳、一週間ほど前に皮下埋め込み型の避妊用チューブを摘出してほしいと県内40分ほど離れた市から電話があった。これは「病気」というわけではないので自費診療にせざるを得ない。僕のクリニックの自費診療は保険点数10割だが、それでも1万7千円前後になってしまう。それでもいいから・・・ということでもしかしたらキャンセルもありえるかと思っていたら時間通りに女性とパートナーらしい男性が現れた。確認すると左の上腕の内側に、本人が言うには2本挿入されているとのこと、体格が良すぎて、外から触診しても、あることはわかるが本数まではわからない。中枢側から押すことができれば合成樹脂の性質で少し曲がるように張り、摘出しやすいのだが、「体格が良すぎて」中枢側の端が触診で確認できない。いやな予感。患者が「ものすごく」待っている、としてもあわてた手術は禁物だからだ。末端側を確認、その直上付近に印をつけ局所麻酔、7ミリほどメスで切開、小ペアンで皮下脂肪をかき分けながら探ると、まずは一本を確認できたので抜去、さらに探ると本人が言うようにたしかにもう一本も確認できたので、捕まえて抜去。6シグマ針で2針縫って終わり。小さな傷なので後での疼痛もひどくはないだろうと判断、本人に話して鎮痛剤、抗生剤は処方しなかった。自費診療で処方したら、さらに経済的負担が重くなるだろうと思ったので。出血もなかったので次回は一週間後に抜糸の時とした。
posted by AMDAcenter at 09:09 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)