2020年09月17日
令和2年9月17日木曜
タイ人女性60歳、高血圧で隣のA市から通院中。看護師にタイ語で話しかけていた。血圧はよくコントロールされていた。最近、喉が痛く、夜になると咳が出る、痰は少しというので、体温をチェック。いわゆる平熱の範囲だった。通常の風邪と診断し、肺の聴診をした後に薬を処方した。彼女の場合、同じA市から通ってくる同年代のタイ人女性に比較して、「圧倒的に」日本語力がない。冒頭で書いたように看護師のほうを向いて、タイ語で話してしまう。看護師はきょとんとしている。性格的になのか、あまり友人がいそうでもない。日本人のご主人がいて、二人で生活保護となっていたが、そのご主人も今年の春先にがんで亡くなってしまった。多少、いい加減なところもある彼女だが、今後、どういう生活を日本で送って行くのか・・・僕が余計な心配をすることではないのだろうが、つい心配になってしまう。渡航医学会で海外渡航のためのPCR検査と英文診断書を作成してくれる医療機関のリストを公表しているが、それとは別に8月の中頃か、経産省で海外渡航のためのPCR検査と英文診断書を書く医療機関のリストを作成するので登録する医療機関の募集をしているという知らせが同省からあった。同じ知らせがその後、渡航医学会からもあった。経産省の案では独自のセンターを作り、そこに企業が電話をするとリストに載った医療機関における検査を予約してくれると書いてあった。僕のクリニックでも受検者の予約をしており、それはどうか?と思い、登録をためらっていた。つい10日ほど前に中国大使館から中国に渡航する人については指定の医療機関でのPCR検査と英文診断書でなくては有効とみなさないという発表があり、神奈川県内では横浜市内の2医療機関だけがその指定医療機関のリストにあった。今後、経産省のリストを企業が使う際、同じようになれば、県内の企業の人たちが限られたところに場合によっては遠方から行かねばならない不自由さを味わうのではないかと考え、申請期限が過ぎた先週金曜日になり、経産省の担当官にメールでこれから申請してよいかどうか、訊ねてみた。火曜になり、これからでもよいが急いでほしいとの返事があり、午後5時の診療終了後に指定された項目をすべて書き込み、メールで送った。リストの公開には間に合うそうだ。
posted by AMDA IMIC at 09:05
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