12日の土曜のブログに書いたPCR検査が8月21日の検査で陽性、陰性証明書を持ってこないと働かせないという会社の方針に従って、自宅療養の期間を経た9月4日に自費で受けたPCR検査も陽性、そして9月11日に再再度、自費でPCR検査を受けたわけだが・・・
たしか、一定の期間を経てPCR検査が陽性であっても、その人から他人への感染力はほぼなくなっているという文献を最近読んだ記憶がある。12日の朝9時ごろ、結果が判明するのだが、その前に小児科医や感染症を学問としてかじっている人ならだれもが知っている臨床ウィルス学の大家である専門家の先生に直接、メールで訊ねてみた。以前からあることでお会いしたことがあり、存じ上げているので、思い切ってさしあげてみた。以下がやりとりだ。大切なことなので、その先生のプライバシィーを保護しながら披露したい。多くの人に真実を知ってほしいから。
(先生) メールをありがとうございます
早速ですが、
(私) 初回の陽性時からもし3週間を経過して陽性という結果であれば、その時点での他人への感染力という点ではいかがなのでしょうか? 私がなにかで読んだ記憶では3週間を経過しての陽性という判定が意味するものは感染力という点では極めて低いもののゼロではなかったと記憶しております。これでまちがっていないでしょうか。
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(先生) 発症から(無症状者では便宜上PCR検査時点から)10日間を経ると、他へ感染させる「ウイルス」の気道からの排泄はほぼなくなります。PCR検査はウイルス粒子を見ているのではなく、ウイルス核酸の一部を見ているのでPCR陽性=感染あり というわけではないのですが、世の中はPCR=ウイルスあり・感染力あり と信じてしまっているところがあるのが問題です
(私) ゼロでないならどんなに「可能性は極めて低い」と説得しても会社側は陰性になるまで出社を控えろという姿勢を崩さないのではないかと思っております
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(先生) 誤解を解くのが大変ですが、医学的には会社側の方が誤った(あるは慎重に過ぎる)考えであると思います
(先生) とりいそぎ。
患者さんの来院に間に合いますように・・・
このベトナム人女性の11日のPCR検査の結果はこのやりとりの直後に判明、陰性だった。彼女の携帯に電話、2時間ほどして、陰性証明書を取りにやってきた。偶然、僕のクリニックのベトナム人スタッフから彼女がインドシナ難民の「呼び寄せ」として来日した直後、日本語を教えた仲だとわかったので、いろいろと教えてくれたのだが・・すでに会社から解雇されてしまっていた。
2020年09月14日
令和2年9月14日月曜
posted by AMDA IMIC at 09:09
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