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2020年05月21日

令和2年5月21日木曜

初診のイギリス人男性、近隣の市から来院。熱が37.9度あるという。ここまで聞いて、新型コロナウィルスの感染を心配してやってきたのかと思ったが・・・昔からなにかストレスがかかると熱があがったと言う。今回も一週間ほど前から発熱し、それも日中に上昇、帰宅後はほぼ平熱になるとのことで、自分で朝、日中、帰宅後につけた熱形を見せてくれた。感染症の熱形もいつも上昇しているわけではなく、あがったり下がったりとなるので、熱形だけで感染症ではないとは診断できないが、それにしても熱以外の症状は全くなし。いたって元気そうだ。ただ、出社しようとすると会社側から「コロナではあるまいな?」と詰問されるそうで、出社のための診断書が必要と言われての来院だと説明してくれた。ストレスとか心因的なことで熱が微熱ではなく、彼のように高い時には38度を超えて上昇するものか?ということが論点だろうと思う。僕の結論はyesだ。実際、僕自身、中学受験のとき、前日まで何事もないのに当日の朝に起きたら39度近い熱でふらふらとなり、試験が終わった翌日は全くの平熱、高校受験の時にも同様に当日38度を超える発熱があり、翌日は平熱に戻っていた。おかげで親戚中からストレスに弱い子とのレッテルを貼られる羽目になってしまった。念のために採血し、白血球とCRPをチェック。その結果で診断書を書こうと思っている。
posted by AMDA IMIC at 08:57 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)