2020年03月24日
令和2年3月24日火曜
朝から問い合わせの電話が数件、タイ人や日本人でタイに渡航希望の人からの診断書についての電話だ。タイ大使館に電話をしたら、僕のクリニックに連絡をしなさいと言われたという人もいた。日本人の件については都内の某企業病院からも問い合わせ。新型コロナについての検査で陰性を証明し、その結果と検査データを添えて書き添えなければならない。国内ではPCR検査は新型コロナの感染を疑う場合に限り、保健福祉事務所の相談窓口での許可のもとに、発熱外来を受診し、医師の判断で行うことになっている。したがって、渡航のためにPCR検査を行えるという状況ではない。なお、タイ航空のホームページにあったタイ観光庁の書式にはPCR検査とは書かれておらず、「検査法」を書き込むようになっている。3月16日ごろ、発売になったというが、イミュノクロマトグラフィアッセイ法による検査キットを使えば検査は同法では感染してから検査結果に陽性が反映されるのに2週間近くはかかると言われており、近々の感染状況はわからない。それでも1キット10人分ぐらいは置いておいたほうがよいのではと思った。10時すぎたころにタイ人のカップルが現れた。航空機の乗るのは数日後だが、まずはタイ大使館に帰国のための書類を提出するときに英文診断書が必要だそうで、フォームは決まっていないとのことなので、前記のタイ航空の書式を少し変更して書いた。これとは別に航空機に搭乗する72時間以内に作成された英文診断書の提出をチェックインカウンターで求められ、ない場合は発券されないことになるので、再度、帰国便が決まったら書かねばならない。この英文診断書だが、通常英文診断書を作成すると、診察料も加えると6千円近くになるのだが、今回は千円+消費税で書くことにした。人の弱みに付け込むようなことはしたくないから。夕方になり県内の某大学から電話あり、タイ人の学生を帰国させたいので航空機に乗るために診断書を書いてほしいとのことだった。
posted by AMDA IMIC at 09:22
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