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2020年01月24日

令和2年1月24日金曜

昨日に続いて・・・フィリピン人女性62歳、血圧が150/100。最後にやってきたのが8月29日で一か月分の処方を書いた。当時の血圧は124/62、明らかに高くなっている。きちんと内服しているとすると、飲み終えてからすでに4カ月近く経過していることになる。こういうケースが後を絶たない。医師の役目は正しい情報を伝えること、あとは患者の選択と言っても、こういうケースが続くのは頭が痛い。日本人の患者にひとり同じような受診行動をとる人がいて、半年以上、やってこないと思ったら、彼女の友人という患者から思いかげなく、脳こうそくで倒れて半身麻痺になっている、なんとか体が動くようにはなったが、発音が聞き取れないと聞いた。ああ、あんなに言ったのに・・・と愚痴の一つもこぼしたくなる。深夜になってバンコクからの友人のラインで目が覚めてしまった。彼の兄が北海道旅行中に胸が苦しくて息がうまくできないと連絡してきたそうだ。ホテルのフロントから病院に連絡してもらったら、どこもすでに診療時間を過ぎていて、診てくれるところがないと言われ連絡をしてきたらしい。僕が北海道の出身ということを思い出してラインしてきたとのこと。たぶん札幌ではないのだろう。どこでも救急医療体制があり、夜間でも指定の診療所、病院があるはずと話したが、「それでも見つからなかった」と続けるので、救急車を要請するようにと伝えた。
posted by AMDA IMIC at 09:31 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)