2019年11月08日
令和元年11月8日金曜
午後から日系ブラジル人女性の内視鏡検査施行。数日前に胃の具合が悪い、もたれると母親が連れて来た。母親の顔になんだか見覚えがあるような気がして、この女性に訊ねてみたら、やはり何年か前に僕が内視鏡検査をしたと教えてくれた。昨日はご主人というベトナム人がついてやってきた。結果は異状なく、機能的疾患と考えた。おまけにピロリ菌が陽性で除菌療法を行わなければならない。内視鏡検査の結果として器質的疾患はないこと、機能的疾患を疑うこと、ピロリ菌の意味と除菌療法とその後の呼気テストのことなど、どのように説明しようかと悩んでいたら、このご主人も流暢な日本語を話す。聞けば患者である奥さんは日本生まれ日本育ち、ブラジルに行ったことはあるそうだ。ベトナム人のご主人はインドシナ難民として日本にやってきたベトナム人の二世で、やはり日本生まれ日本育ち。二人とも国籍からみると外国人ということになるが、日本語能力、理解力から考えれば、むしろ日本人と呼んだほうが正解かもしれない。外国人の定義もむずかしいものだ。
posted by AMDA IMIC at 09:29
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