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2019年09月24日

令和元年9月24日火曜

ロシア人女性30歳、英語と北京語を話すご主人がついてきた。居住しているのは1時間以上、離れたところ。9月5日のNHKおはよう日本の番組を見て、僕のところまでやってきたらしい。正直にいうとこういうケースは苦手だ。1時間以上もかかるところからやってきたと聞くと、真っ先に頭に浮かぶことは「何度も通院するのは大変そうだな」ということだ。一回の診察ですんなり終わることはないわけではないが、珍しい。そう考えるとおっくうになりかねない。話を聞いてみると、呑み込めるが呑み込んだときに違和感がある、いやな感じだということだった。食事も水分も「普通に」摂取できるとも話してくれた。まず、すべきことは本当にそこに器質的疾患があるのかないのかをはっきりさせることだ。土曜日でないとご主人が付き添えないとのことなので、今週末の土曜日、無理無理に3件目として11時からの内視鏡検査を予約した。器質的疾患がないほうがいいのだが、あったらあったで話が早い。でもそういうことはまずないだろう。海外の某国で内視鏡検査を鼻から受けたが何も病気はなかったとご主人が話してくれたが、喉頭部の観察だけで、どうやら食道、胃の中は観察していないようであった。僕の直観からは自律神経症ではないかと疑う。彼女の態度やご主人への対応をなにげなく見ていると、ご主人への依存性がとても高いように思えた。二人とも日本語はほぼ話せない。土曜の検査の後の説明がまた長くなりそうだ。
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令和元年9月21日土曜

ジンバブエの女性31歳、就職のための健診をして英語で診断書を書いてほしいとのこと。内容としてはとくに血液検査の生化学等不要とのことで、「今日中に診断書を渡せる」と話したのだが・・・・すべての検査を終えて、英文フォームに手書きで書き込んで受付から渡したところ、すべて手書きではなく、プリントアウトしたものにしてほしいと言い出した。これは大変、診察中に並行して作成することはほぼ不可能だ。するとフィリピン人スタッフが「私が作りますから、後でチェックをお願いします」と言ってくれた。内視鏡検査を終えて診察室に戻ってきたら、すでにできあがっていた。内容を見てまちがいがないことを確認して、サインをしてコピーを取って、それから原本を渡した。しかし、こういうことがどこの医療機関でも即日に行ってもらえると考えられては困る。話はしておいた。昨日は午後から休診にして病院関係者・介護関係者のある集まりで外国人医療の講演をさせていただいた。
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