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2019年05月09日

令和元年5月9日木曜

フィリピン人の新患が二人、朝の早い時間に埼玉県のS市からやってきたという27歳の女性、新宿でHIVの即日検査を受けようと行ったところ、その機関が「お休み」で受けられずにここまで来たとのことだった。たぶん、あわててHIV即日検査で検索したのだろう。フィリピン人のスタッフがいるとは知らずにやってきたようで、驚いていた。そこそこ日本語が話せるのだが、圧倒的にタガログ語のほうが理解力がある、当たり前だが。即日検査の結果は陰性で、安心したように帰って行った。フィリピン人30歳の女性、市内の会社に就職するための健診をしてほしいと言っているが、何の項目なのか、わからないとスタッフが教えてくれた。携帯に会社から送られてきた内容をみると、問診、診察で就労が可能と書いてもらってほしいと書いてある。問診と単なる診察で「健康ですよ、働いてもいいですよ」と書いてもらえば、そりゃ支払う側は安上がりだろうが、こちらとしては書いた診断書の内容には責任を持たねばならない。ということは働き始めた人が大きな病を抱えていたとしたら、訴えられることにだってなりかねない。ある程度は検査をしなくてはそんな「危ない」診断書は書くことができないのだ。幸い、会社の人がついてきているとのことなので、その携帯を持って、窓口に行ってみると、たしかにフィリピン人女性と日本人の男性がいた。上記の理由を説明したところ、「そうですよねぇ、では書いてもらうためにはどうしたらいいでしょうか?」と訊ねるので、胸部レントゲン検査、心電図、検尿、末梢血、肝機能、HbA1Cなどおよその項目を示したところ、それでいいということなので施行した。本当は脂質代謝も調べたかったが、食事をしてきたと言うことなので、パスした。僕が診察したのはこの二人のほかにカンボジア人女性、ブラジル人女性、ベル―人女性そしてフィリピン人が3人。ブラジル人女性は要介護2、外国人医療にもう医療と介護の連携とか在宅医療とか認知症などが入り込んでいる。ベトナム人の認知症も二人経験しているし、なんだか近未来の日本の縮図のような気がしてならない。
posted by AMDAcenter at 17:17 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)