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2020年11月09日

令和2年11月9日月曜

昨日、書いたフィリピン人女性のこどもさん、PCR検査の結果は陰性だった。良かったのはまちがいないが、受け入れた医療機関側としては良かったとだけ総括するわけにはいかない。発熱患者やその人たちが新型コロナの感染で会った場合に明らかに濃厚接触者と判定されるであろう人たちの受診については、受付の時点から細心の注意を払わなければならないとつくづく思った。とくに発熱している本人が受診する場合は、クリニックの外で待ってもらうなど、気がつくが、発熱者の家族が「とりあえず、相談にやってきた」とか発熱者がお子さんで家族が代わりに受け受け窓口にやってきた場合、失念する可能性がある。万が一のことがおこらぬよう、スタッフにもこの点はしっかりと話しておかねばならないだろう。タイで生まれ育ったベトナム人男性59歳、数カ月前から両手がふるえるという。見ていると肝機能障害や甲状腺機能亢進症に伴うような震えではない。歩行なども「普通」。本態性振戦と考えたが、ベトナム語はおろかタイ語でもうまく説明できない。なんとかわかってもらってアロチノロール5ミリを一日3回まずは2週間内服してもらって経過をみさせてもらうことにした。驚いたのが先月の外国人患者統計。帰国のためのPCR検査と英文診断書を求めてやってきた人が多かったため、延べ受診者が364人、いつもの月より100人程度多い。そして新規の患者が75人、こちらもいつもの比較的多い月の2.4倍に相当する数字だ。昨日、日曜日、クリニックにやってきてハワイ州に入るためのPCR検査および英文診断書作成の医療機関としてのWEB応募用紙に書き込み、ハワイ州政府の機関宛てに送信した。もし認可されたらさらに多くなることだろう。中国渡航のためのPCR検査と英文診断書作成のための中国大使館認定の医療機関にも応募中だが、一昨日、中国大使館よりあらたに入国のためにはPCR検査だけではなく、抗体検査が必要と発表があったと経産省から連絡があった。経産省より細かい確認を取るとので・・・と書いてあった。すでに抗原検査、抗体検査のキットは入手していて、承認されたら即日対応できるが・・・・ややこしくなってきた。韓国入国には専用のフォームに記載することが必要とされるというので、調べてみたら、渡航医学会で作成したPCR検査記入用紙と下半分が全く同じだった。専用フォームを作る意味があるのかどうか・・タイ人がタイに帰国するときにはPCR検査は不要だが、用紙に手書きはだめ、医師のサイン以外、すべて印字することが必要と数日前に電話して来たタイ人が話していた。そしてカンボジア入国に際してもサイン以外は全ての書類を印字しないと入国できない。中国はすべて大使館指定のフォームに記載しなければならない。サンプルを取り寄せてチェックしたところ、渡航医学会で作成している用紙のほうがむしろ詳しく書いてある印象だった。ややこしすぎる。その上、今回の中国行きのように求められる検査の内容が突然、変更になると旅行者だけでなく、作成する医療機関側も混乱しかねない。費用だって抗体検査を加えた分、PCR検査だけのときよりさらに高額になってしまう。このような点もよくよく配慮し、また同じような内容の証明であるならぜひ統一してほしいものだ。
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2020年11月07日

令和2年11月7日土曜

大事件発生。午後になり、フィリピン人女性35歳を診察し終え、診察室の外に出てから受付が騒がしくなった。看護師が戻って来て、「今の患者さん、娘さんが発熱していて隣でPCR検査したんだって」と少し興奮気味に教えてくれた。これにはびっくり。もし、隣の部屋の小児科で診察を受け、PCR検査を受けたという娘さんが新型コロナウィルスに感染していたとしたら、この母親はまちがいなく濃厚接触者だろう。そういう情報がわかっていたら、通常のマスクで診察を行うことなどしなかっただろう。はじめは驚きで、そのうちにこれは今後の対策に生かさねば・・・と思った。日本人の患者やその家族でもおこりえることだが、外国人で言葉やコマュニケ―ションがうまく取れない場合、「発熱していたら、クリニックの外に待機してまずは電話を」ということをいかに徹底させるかということだ。これをタガログ語、タイ語、スペイン語でわかりやすく伝えることは難しいことではあるが、伝えておかないと同じようなことがおきる。母親は「発熱していたらクリニックの外で待機して・・」というのは発熱している娘に対してのことであって、自分は発熱していないから含まれないと考えたのだろう。こういう情報は「受付」を突破されてしまうと、診察室に入って来て医師が問診を聞くまでわからない・・・ということになりかねない。早急に対策を講じなければならないだろう。発熱してPCR検査を行った娘さんの結果はあと1時間程度で判明するはず。陰性でありますように。
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2020年11月06日

令和2年11月6日金曜

ナイジェリア人男性40歳、診察室に入って来るやいなやSTDの検査をしてほしいと言う。STDの中の何の検査をしてほしいのか?と尋ねると、具合が悪いので体中のhealth check up をしてほしいと言い出す。それはそれで保険外診療でできないことはないが、彼のように日本の健康保険に加入していると、保険診療を前提に話していることがあるので、費用面で要注意だ。前記の彼の返答は僕の質問に答えてはいない。こういう思い込みというか、自分の言いたいことだけ言うタイプの外国人に説明、説得をするのはかなり難しい。彼の年齢が私よりかなり若かったこともあり、「まあ、待ちなさい」「なぜSTDの検査が必要と思ったのか、教えてくれ、なにか症状があるの?」「相手が誰でその心配なセックスはいつあったの?」と矢継ぎ早に話し、「こういうことが知りたいのだ」と続けた。ようやく落ち着いたようで・・彼の話では、相手は今、つきあっている彼女、一番最近の性行為は1週間前、でもこの彼女とは半年以上そういう関係が続いている、彼自身には何の症状もない・・ここまで聞きだした。症状もなく、一週間しか経過していないのなら、検査は今の時点では受けても意味がない・・・たとえばHIVなら・・・と話し始めると、HIVなら仕事場の健診で2週間前に受けて陰性だったと言う。健診でHIVの検査を行う事業所など聞いたことがないが、要するにどこかでHIVの検査を受けて陰性だったのだろう。そこでいったい何の検査をしてほしいのか、梅毒なのかクラミジアなのか?と畳みかけて質問してみた。すると、性行為のたびに彼女が痛がるので・・・とまた答えにならぬ返事を言い出した。彼女に痛みがあり、本人には何の症状もない・・・するとSTDを疑うこと自体がおかしいのではないか、もしかして相手の女性が子宮内膜症なのではないかと頭に浮かんだ。紙にEndometoriosisと書いて、「こういう疾患に彼女が罹患していると、性行為で痛がることがあり、STDとはちがうかも」と話し、女性の医師のいる婦人科を紹介した。ここまで来るのに15分ぐらい、途中からこちらを信用する気になってくれたのか、スムースな診察となったが、半端ない人数の患者の診察の最後がこれでは疲れ果てる。
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2020年11月05日

令和2年11月5日木曜

市内北部からカンボジア人男性30歳、来院。カンボジア語は限られた単語歯科わからないが、この年齢ならインドシナ難民2世だろうから日本語でなんとかなるだろうと思ったが・・・僕の思い込みだった。彼もいっしょにやってきた奥様もカンボジア語のほかには英語しか話せない。会社の健診で中性脂肪が高いのと白血球数が多いと指摘を受けて、医療機関を受診するようにと勧められてやってきたとのことだった。採血が終わった後に訊ねてみると、カンボジアから来日、日本の会社で働いているという。「そういえば、大和市の南にある団地のほうはカンボジア人がたくさん住んでいるらしい」と彼が話すので、原始共産主義のポルポト政権下の大虐殺でカンボジアから数百万人の人が難民となって海外へ逃れたときに、日本政府がカンボジア国境に接するタイのサケオ県のカオイダンの難民キャンプに逃れていた人たちの中から約1000人を合法的に受け入れ、その政府系の受け入れ施設2つのうちの一つがこの市内にあったことを話してあげた。そして僕がその施設の嘱託医を務めていた関係で僕のクリニックにカンボジア人患者が多いことも教えてあげると、不思議そうな顔をしていた。そうかもしれない、ポルポトによる革命がおきたのが70年代、もう50年も前、彼は30歳だから、少しカンボジアの世の中が落ち着いたころに生まれたのだろう。そういえば、僕にとっての初めてのカンボジア人患者というのはインドシナ難民の人たちではない。78年に慶応病院のレジデントを務めていたころ、カンボジア人留学生を主治医として診ていたことがあった。彼はカンボジア政府奨学金による留学生で、あごの軟部組織の腫瘍で入院、手術を受けて退院していった。おとなしくていつもにこにことしていて小柄な男性だった。それから1年か2年後に、六本木へ行く道を歩いていたら彼とばったり出会った。どこへ行くのか?と訊ねたら、大使館に呼び出されて行くとのことだった。慶応病院から六本木に向かって歩いていくと、246を通り過ぎてしばらくしたところを左に折れて坂を下がった住宅地の一角に今でもカンボジア大使館がある。あの頃は大使館員もポルポト政権に近い人となり、全ての留学生に「呼び出し」をかけ、ポルポト政権に忠誠を誓うか、どうかを確かめていた。彼はカンボジアに帰ると話していたが、今はどうしていることか、いつも気になっていた。原始共産制を信奉するポルポト政権下では農業だけが人間らしい仕事とされた。医師や看護師、教員、銀行員をはじめ、都会に住む人たちは革命の敵とみなされ、一家で地方に追放されて集団農場のようなところで強制的に肉体労働をさせられた。夜になるとひとりひとり呼び出され、仕事を聞かれ、医師や看護師、教員などは皆殺しにされた。朝、起きると一家族がいなくなっている、人々は何がおこったのかを悟るようになり、呼び出されても身分を隠すようになった。すると離れて「管理」していたこどもたちに「君のお父さんは何をしていた人?」と尋ねる。こどもは何も知らないから話してしまう。するとこどもを含めて一家全員が殺された。そういうところからも逃げ出して生き延びた人たちがいる。僕の患者の中にもいて、いまだに夢を見るという。こういうカンボジアの姿をやってきた男性はもはや知らないのかもしれない。
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2020年11月02日

令和2年11月2日月曜

10月も終わってしまった。本日11月2日からは神奈川県では発熱患者に対して新たな対応制度が始まる。発熱患者を何人診たのか、そのうち実際に新型コロナの陽性者がいたのかどうか、その人数など、医療機関から専用のホームページへアップロードすることになっているが・・・僕のクリニックにはそのアップロードのためのIDパスワードも届いていない。さらにこの制度による補助金の申請のしくみがよくわからず、県からの書類には厚労省の担当に直接尋ねてほしいと電話番号が書いてあるので、スタッフからかけ続けてもらっているが、全国から問い合わせが殺到しているためか、電話が全く通じない。上記のように作業は本来、保健福祉事務所や県が行うべきことだろう。それを末端の医療機関に押し付けられては医療機関としての診療に影響が出る。こんな登録作業のためにスタッフを一人取られてはたまらないし、医師が自ら登録作業を毎日行うというのもばかげている。医師であれば、診療に専念したいし、専念する以外の時間がないのが実情だろう。このようにばかげた制度をつくらざるをえないのも未だに新型コロナウィルス感染症が二類感染症に指定されているからだ。だれかインフルと同じ五類感染症への変更へと英断する「上の人」はいないものか? 10月31日土曜は外国人患者23人、新患はフィリピン人女性54歳、180を超える高血圧、とりあえず2週間分の降圧剤を処方し、次回は採血も行うことにした。そしてタイ人28歳、HIV検査希望、訊ねてみると心配になった接触があってからまだ1カ月程度と言うので、説得して十分に時間が経過してから検査を行うことにして帰ってもらった。
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2020年10月31日

令和2年10月31日土曜

ここ数年、毎月やってくる高血圧で受診している日系アルゼンチン人男性59歳、いつも通りに夜勤明けにやってきたのかと思ったが・・・今回は薬を2カ月分欲しいと言う。理由を聞いて驚いた。いまは栃木県で働いているそうで・・きょうは家に久しぶりに帰ったこともあってやってきたと教えてくれた。その直後に日系フィリピン人男性65歳、来院。彼も高血圧で毎月やってくる。今回だけ3カ月分の薬が欲しいと言う。理由を聞いたら、不況で千葉県の「奥の方」で仕事しているからと答えてくれた。コロナの不況はやはり弱い立場の人を直撃しているのかと改めて思った。帰国するためのPCR検査と英文診断書を求めてやってきたガーナ人女性40歳、パスポートを忘れてきたとのこと、なぜ?と尋ねると、予約を取ったのが同国出身のご主人で、そんな話は聞いていないという。パスポートは必ず持ってきてくれるよう話したとスタッフが言う。その通りと思うが証拠がない。面倒だが、明日書類を渡すときに持ってきてもらって書類に書き込みすることにした。時間がかかるがやむをえない。すると今度は受付でなにかトラブルになっているようで、話を聞いてみると・・・お金が足りないとのこと。やはりご主人から費用を具体的に聞いていなかったという。ご主人に電話すると、費用は聞いていないと答えるが、そんなことはありえない。「おまけ」をするわけにはいかず、結局、近くのATMで下してくるのを待つことになった。フィリピン人女性65歳、診察室に入るなり、喉が痛く、痰があり、昨晩は頭が痛かったと訴える。体温を計測すると36.9度。頭が痛かった昨晩は37度を超えていた可能性が高い。問診を書いてもらうわけだが、それをチェックしたスタッフに注意、あわてて彼女が座っていたあたりも消毒、こちらもフェイス マスクに手袋という姿でPCR検査のための検体採取を行い、その直後にクリニックの外に出てもらい、今日の早朝に判明する検査結果が陰性であってから治療を考えることにした。
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2020年10月30日

令和2年10月30日金曜

フィリピン人男性、目が痛くて見えないと来院。フィリピン人スタッフが対応し、僕に指示を仰ぎに来た。これは明らかに眼科の専門医を受診すべき。いくら、こちらで言葉が対応できるとしても、この手の専門外の疾患を診ることは結局は患者に迷惑をかけることになる。そう、話したらわかってくれたので、近くの眼科の場所を教えてあげた。アジアの某国の女性58歳、肺がん検診で胸部レントゲン写真を撮ってもらいにやってきた。現在、午前中は通常診療に特定健診、発熱者の対応に胃ガン検診の内視鏡検査と多忙で、午後は2時から3時まではインフルエンザの予防接種、だから午後3時から5時に来てほしいと事前に話しておいたら、その通りにしてくれた。こういうケース、こちらも助かる。同じ国からやってきた女性45歳、つい先日やってきた。会社の健診を受けたところ、バリウムの胃透視でなにか指摘されたそうで、結果の書類を見せてくれた。それで胃の内視鏡検査の日取りを設定して、待合室で待っていてもらったところ、会計の窓口の方から彼女の大きな声が聞こえてくる。日本語で、「きょうは健診の結果を診てもらい、検査を予約しただけなのに診察料を取るのはおかしい」と抗議しているという。不当なことをしているわけではない。健診機関は精密検査に医療機関に行きなさいと勧め、彼女はその通りにやってきた。私は彼女の持ってきた健診の結果を見て、内視鏡検査が必要と判断した。保険診療でカバーされるべき診療であるからして、医療費を請求しただけだ。彼女の頭の中には体を触るとか、聴診するとか、薬を出すこと、そういうことが診療であって、どういう方向に検査をすべきなどという「判断すること」は診療には入らないという観念があるのだろう。弁護士でいうなら裁判所に行って弁護したり、示談のために相手方と会って話すことは業務だが、そのために書類を作成したり、どのように相手方と交渉するかというスケジュールや作戦を考えることは業務ではないと言っているに等しい。同じ国出身でも、長く日本に住んでいてもこうもちがうのか・・・そういえば、ずいぶん前にやってきたときもなんだかそういうことでもめたことを思い出した。それならなぜ、また僕のクリニックにやってくるのだろう、不思議だ。もしかしたら彼女は、相手が言うこと、なすことに納得できない場合、このような態度となる人なのかもしれない。いちいち、説明しても不愉快さが残る。
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2020年10月29日

令和2年10月29日木曜

フィリピン人の発熱患者が二人、一人は34歳女性、北隣のS市から。もう一人は37歳女性、市内から。軽い風邪症状あり。保険診療で新型コロナのPCR検査を行った。結果が判明するまでは疑似症ということになるので、外出は控えるように厳しくフィリピン人スタッフから伝えてもらった。結果は陰性。アメリカ人女性52歳、特定健診で来院。昨年までは仕事をしていた事業所で健診を受けていたが、今年はこの新型コロナ騒動で解雇され、保険が社保から国保に変更となり、はじめて地域の医療機関で特定健診を受けることになったと話してくれた。ネパール人女性26歳、右の前腕が脹れて痛いと来院。見ると膿瘍が形成されている。切られるのか?とおびえているようだったので、注射針で膿瘍の先端をカット、圧迫するとかなりの膿が出てきた。このドレナージと抗生物質でよくなるだろう。聞けば市内の専門学校で学んでいるとのこと。外国人の学生がかなりいるらしく、人口23万ちょいの市にも外国人を受け入れている専門学校があると知って少し驚いた。夕方、ハワイ州の知事が11月12日から日本人はハワイ到着後、隔離はしないとの声明を正式に出したと聞いた。条件は搭乗72時間以内に行ったPCR検査が陰性であることだそうだ。年末年始の大型連休を控え、観光で経済を成り立たせている国や地域としては苦肉・・というより生き残りのための策だろう。これを契機に旅行者を取られまいと東アジア、東南アジアのコロナがあまり流行していない地域とは隔離を前提とする行き来が始まるのではないかと思う。渡航医学会から渡航のためのPCR検査と英文診断書の作成の医療機関リストについて、経産省傘下のシステムに一元化して渡航医学会としては手を引くという趣旨のメールが来た。たしかにリストアップしている医療機関のほとんどが同じというリストを2つの組織が持って公表している現状はなんだか変であるし、ここまで話が大きくなると一つの学会事務局が管理し、新たな諸外国の動きに対応するのは難しいだろうと思う。
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2020年10月27日

令和2年10月27日火曜

ナイジェリア人男性、カンボジア人女性、タンザニア人男性、パキスタン人男性、帰国のためのPCR検査と英文診断書の作成を依頼された。カンボジアについては医師のサインを除く全ての書類を打ち出さねばならず、面倒くさい。タイとベトナムについては入国後14日間隔離されるホテルの名称と住所も書き込まねばならず、こちらも面倒くさい。慣れてきたので間違うこともないが、こんなことがいつまで続くのだろう? 米国で治験を行っている大手の製薬会社による新型コロナのワクチンの完成が早ければ11月中にも・・という記事を読んだのが2週間前。イギリスで治験を続けてきた大手の製薬会社の新型コロナワクチンのほうは副作用報告で治験は現在、ストップしているという。こういうことがなければ年内にも販売許可が下りるかもしれない。すると我が国でも年明けて2月か3月にはワクチン接種も開始され、「PCR検査と英文診断書」狂想曲もあっというまに終焉となる気がする。早くそうなってほしい。今夜は年末年始の発熱患者に対する市の救急医療体制についての話し合い。なにしろ市内で発熱しても診てもらえないという「発熱難民」を出すわけにはいかない。昨夜、中国地方の某看護大学から人を介して外国人医療の講義を依頼された。ZOOMでの講義となる。便利だが、使い慣れていない分、心配でもある。
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2020年10月26日

令和2年10月26日月曜

24日の土曜日の診療開始直後、24日のブログに書いたベトナム人女性から電話があった。
看護師が対応してくれたが、内容は「大学病院に行ったが、もう来るなと言われた、どうしたらいいだろう?」ということだった。これには僕も返答ができない。彼女が今、薬を処方してもらっている心療内科は僕の専門外の分野、僕が口出ししてはいけないと思う。そして紹介した某大学の脳神経科には、紹介状の返事によると「彼女がこちらでの診療を望んでいないから」、彼女の口によると「もう来るなと言われたから」、これで終わりということになってしまった。もともとが僕の専門外の分野だから、僕ができることは実際の薬の処方を行うなどという治療ではなく、どの専門科を受診すべきか、そしてそれならどこの医療機関を受診すべきかという情報をさしあげるというか、要するに「仲介人」的立場でしかない。彼女にすがられてももはや打ち手がないというのが答えだ。こんなことを電話で話しても通じないだろうと思い、とりあえず次のベトナム人スタッフの来院日に来てくれるように話してもらったが・・・いったい僕に何ができるのか、頭が痛い。
  新型コロナの関連では神奈川県では11月2日の午前9時から「発熱等診療予約センター」が稼働することになっている。発熱したが、診てもらえる医療機関が自分で探せない時に0570-048914に電話すると、あらかじめ発熱等診療医療機関に指定された医療機関に先方が診察してもらえるかどうかを尋ね、OKなら医療機関の名称等を教えてくれるというシステムで午前9時から午後9時までの毎日運用となる。また、新型コロナに関するさまざまな相談に関しては新型コロナ感染症等用ダイアル0570-056774で平日9時から午後5時まで、感染の不安がある方、健康・医療に関係すること、COCOAや濃厚接触に関するタイ合わせについては音声ガイダンスの1番で24時間対応するそうだ。二つともけっこうな制度ではあるが、日本語が話せない、理解できない人たちはどうしたらいいのだろう? こういう時にいつも「しょうがない」と言う言葉で取り残されるのが外国人。何度話したらわかってもらえるのか?
posted by AMDAcenter at 11:07 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)