CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

2020年06月23日

令和2年6月23日火曜

フィリピン人女性57歳、午前10時半からの内視鏡検査の予約のはずが、9時半にやってきた。フィリピン タイムも困るが、早すぎるのも少しだけ困る。いつもなら外来にやってくる患者の診察を優先して、時間まで待ってもらうのだが・・・新型コロナの影響で少なくなった患者数も相当、戻って来てはいるのだが、雨と強風で患者数も少なかったので、9時45分から検査を行った。内視鏡を挿入しようとして口元を見ると、やはり・・・総入れ歯になっていた。すべてのフィリピン人に言えるわけではないのだろうが、僕のクリニックにやってくるフィリピン人のほとんどは、いわゆる「庶民」だ。彼らに内視鏡検査を行うとして気がつくことは、まだ若いのに入れ歯という人がすごく多いということだ。フィリピンでは虫歯があると歯科医はいとも簡単に抜歯すると聞いた。抜歯すると虫歯の治療は一回の受診で終わる、すなわち医療費が安く済む。ただ、このつけは大きい。一本抜くと、支える「隣人」がいなくなった歯がぐらぐらとなり、再び抜歯。これを繰り返すと総入れ歯になってしまう。その総入れ歯も年齢を経て痩せてきたりすると合わなくなり、痛みを感じたり、うまく食事が摂れなくなり・・・栄養状態の悪さが寿命にまで影響してくる。これはフィリピンだけではないのだろう。母国での歯科治療の経験や影響から、歯が痛いと抜歯をすることが当たり前と考える外国人は、必死に歯を残して治療しようとする日本人の歯科医に対して、不信感を抱く。僕自身、直接、聞いたことがある代表的な考えが、「日本人の歯医者さんはお金が好きだ。だから一回で治療が終わる抜歯はしないで、何回も来させてお金を取ろうとする」である。これでは日本の歯科医が気の毒すぎる。そのたびに説明に追われる。
posted by AMDAcenter at 09:04 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック