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2020年06月22日

令和2年6月22日月曜

外国人でも市の特定健診、がん検診を受ける人が多くなってきた。記憶に頼れば、開業してしばらくは受検者が少なかった。あまりの少なさにやってくる40歳以上の外国人患者で市内在住の国保加入者に特定健診が受けられるはずと話をし、同じく40歳以上で国保、社保加入者にがん検診の説明をした。わかったことは役所から受診券が送られてきても日本語で書いてあるために、何が送られて来たのか、わからず捨ててしまう人が多いということだった。スペイン語圏の人たちに集まってもらって説明をし、ベトナム人の人たちに集まってもらって説明をし、フィリピン人についてはたくさんの人が集まるフィリピンレストランに夜、出かけて行って話をした。中には大和市ではなく、近隣の市に住む人たちで、私たちは受けられないのか?と質問をする人も少なくなかった。そこで市の境を接する綾瀬市役所にお願いし、僕のクリニックでも綾瀬市の特定健診を受けられるようにしてもらった。残念なことは綾瀬市のがん検診の受託医療機関にはなれなかったことだ。患者にとっての利便性から肺がん健診、胃がん検診、乳がん検診、子宮がん検診のすべてが施行できる医療機関だけを委託機関にしているとのことだが、本当だろうか? この4つのすべてが受託できる医療機関など、そうそうないはずだ。患者の利便性というなら外国人患者の利便性も考えてほしい。このように考えると次に思い浮かんだのは予防接種。日本語の問診票を理解して接種を受けることは外国人サイドからは極めてハードルが高い。また、予防接種は日ごろからその患者が診てもらっているかかりつけ医で受けるのが一番安全だ。体のことをよく知っているからだ。開業当初、近隣の市からやってくる外国人のお子さんたちは、接種だけ、住んでいる市内で医療機関を探して行かねばならなかった。僕のクリニックで受けられたらいいのにという声をしばしば聞くようになった。これは外国人に限った問題ではないはずと確信、そこで医師会長となった10年前から大和市と近隣の市との予防接種の相互乗り入れに取り組み、まずは綾瀬市と、そして座間市、今年の春には海老名市と相互乗り入れについて協定を結んだ。このように、地域の中でひとつひとつ、何が不便なのか、気がついたことに取り組み、解決していく、これは僕自身が地域で開業していて、肌で感じることができるからだと思う。
posted by AMDAcenter at 09:02 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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