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2025年10月04日

2025年10月4日土曜

3日の患者総数は47人、外国人患者は15人、全体の31.9%であった。
 国籍別にはフィリピン9人、USA3人、ペルー2人、ジンバブエ1人
 保険別では社保8人、自費3人、生活保護3人、国保1人
 ジンバブエの男性は都内から来院、すでにいくつかの医療機関を受診しており、症状が多彩。院長が診察、どのようにすべきかかなり悩んだようだが、総合内科のある病院で診てもらうべきと判断したようだ。病院探しを行ったが、そこで言語の壁を思い知らされることに・・・日本語ができないと話すと断る医療機関が続き・・・ようやく受け入れてもらえた医療機関で予約を取ったところ、11月の2日、ほぼ一か月後だった。受けて入れてもらえたのはありがたいが、治療という面から考えると、1か月後の診察とは・・・
 アメリカ人患者3人はいずれも基地関係者で公的保険に加入できず。自費診療となっている。37歳男性、尻が痛く、痔ではないかと来院。拝見したが、痛みの場所は肛門より背部に向かって3cmか4cmぐらい離れており、かつ発赤などもないし、圧痛もないので痔核や痔瘻、肛門周囲膿瘍は否定的。びらんなのか? とりあえず、ポステリザン軟膏を処方して塗るように話した。
 フィリピン人女性61歳、会社の健診にてヘリコバクターピロリの抗体が陽性、PG比がひっかかり、内視鏡検査を予定していた。予定の時間に来てくれ、咽頭麻酔だけでスムースに検査は終わった。内視鏡で見える範囲には粗大病変はなく、生検でのピロリ検査はあっというまにピンク色に変色して陽性。除菌療法としてボノサップ800を一週間分処方、3か月後の呼気テストの説明もしておいた。かなり日本語は理解してくれるのだが、フィリピン人スタッフが別の患者の通訳で呼ばれると不安になるらしく、タガログ語で重ねて説明してもらった。
posted by AMDA IMIC at 16:28 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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