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2025年06月19日

2025年6月19日木曜

18日の患者総数は58人、外国人患者は11人で全体の18.9%を占めていた。
 国籍別にはフィリピン6人、USA2人、スリランカ、ドミニカ、ネパール各1人。
 保険別では社保5人、国保4人、生活保護1人、在留資格の関係で日本の公的保険に加入できない米国基地関係者人1人、
 アメリカ人男性37歳、二日前から左手の中指が痛いと来院。見ると真っ赤に腫れあがって、触ると飛び上がりそうに痛がる。爪の外側の生え際が少々乳白色に見えたので、膿が溜まっているかもしれないので注射針で刺してみると話すと、顔色が変わった。痛くないからと説明し、21Gの針先で乳白色の部分を刺すというより針の先端で皮膚を切開するようにしたところ・・・黄色の膿が流れ出て来た。いつも思うことは欧米系の患者の信頼を得るのはなかなか難しいということなのだが・・・このように診断と処置が的中するとそれからは信頼してくれる。というわけでほっと一息。
 フィリピン人女性49歳、ドバイで働いている時から抱えている病気が多く、今回は腹痛を訴え前日に来院。院長が僕が診察をしたほうがよいだろうと判断、翌18日の午後にゆっくり話を聞くからと説明したにもかかわらず、昼休みの5分前にやってきた。それから診察をするとスタッフに時間外労働を強いなければならない。もちろん時間外労働の支払いも生じるわけで、時間だけではなく、経営的にみても損失となる。ときどき、いらいらしそうになるのは、自分たちで気をつけてくれたら避けることができるトラブルにいやおうなしに巻き込まれることだ。ここで午後においでと帰したら、親切ではないという印象を与えるだろう。で、結局、彼女の診察が終わったのは12時40分ごろ。フィリピン人スタッフや会計担当のスタッフも休めず。彼女の何も気にしないようすの顔を見ていると、もやもやとしたものを感じえなかった。
posted by AMDA IMIC at 09:10 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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