国籍別にはフィリピン7人、韓国2人、ベトナム2人、スリランカ、ネパール、アルゼンチン、イタリア、マリ、中国各1人。
保険別にみると社保8人、国保7人、生活保護1人、自費1人であった。
自費診療の1人はイタリア人の学生、観光で日本到着直後から発熱、十分に時間が経過していることを確認して新型コロナ、インフルエンザの抗原検査を行ったが、ともに陰性だった。咳も痰も咽頭痛もなく・・・昔の自分を思い出した。中学受験のときに前日まで快調、なのに試験当日の早朝、39度近い熱で目が覚めた。咳も痰も咽頭痛もなし。頭がくらくらして試験会場では問題が満足に読めず、あえなく撃沈。帰宅して寝て起きてみると平熱で何事もなかったようだった。高校入試の時も同じ、本命の試験の当日、同じように39度近くまで発熱、咳、痰、咽頭痛なし。音楽の試験問題の音符が踊って見えた。採点してみる前年の合格最低点と一問差、うまくいかなかった。翌日、朝起きると全く平熱で狐につままれたようだったが、おかげで親戚中にストレスに弱い子というレッテルを貼られてしまった。
話がそれてしまったが、このイタリア人の学生の場合も僕の当時と同じ、興奮かストレスかによる発熱ではなかったろうか?それなら理解できる。
話はもっとそれてしまうが、僕が一問差で落ちてしまった高校は東大に一直線の学校だった。あの頃は全国の医学部の数も現在の半数以下、46校程度だった。あのまま合格していたら、そうでなくても文科系の僕が医師になることはあり得なかっただろう。不本意ながらどうでもいいやと思いながら受けた高校では試験当日の朝は快調そのもの、試験問題はすらすらと解け、時間があまり過ぎて困った。文科系の僕が医師になれたのもその高校に進学したからだと信じている。
人間、万事塞翁が馬そのものだろう。
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