とくに18日は彼女の頭を悩ます外国人患者が少なくなかった。
18日の患者総数は66人で、外国人患者は12人、全体の18%だった。
ナイジェリア人男性58歳、高血圧で通院中。気まぐれというか前回は昨年の7月に降圧剤を3か月処方、そして今回・・・もちろんとっくに降圧剤は飲み終えているはず。そして血圧は高く、そもそも治療する気があるのかないのか、疑ってしまう。今回は母国に一時帰国するとかで再び、降圧剤の3か月処方を希望。しばらく採血もしていないので採血を施行。採血を終えてから、血液型や前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの検査を希望。血液型の検査はそもそも保険適用はなく、PSAは自分の希望なので自費になるという話をして、血液型の検査のスピッツは生化学用のスピッツとはちがうので、再度採血した。さらに結果を電話で教えてほしいとのこと。とくに血液型など伝え間違いや聞き間違いがあると生命に危険がおこりかねないのでそのリクエストは拒否、聞きに来てもらうことにした。それにしても院長先生、よく我慢強かったと褒めてあげたい。
アフガニスタン人女性25歳、体がだるいと来院。昨年の11月に来院したときに貧血を指摘、鉄剤を処方したのに1月以後、来院せず。これではまた貧血が進んでしまう。再度、鉄剤を処方。ややこしいのはこれからで昼休み直前の窓口で同国人のご主人がお金を持っていないので銀行でおろしてくると一言。実はこれが三回目、そのたびにスタッフが昼休みも待機しなくてはならない。このようなことがないよう、かなりきつく話したが、わかってくれたかどうか・・・
そしてフィリピン人男性32歳、話が長く、心療内科と思われるような内容で延々と・・・院長の根気に感心した。そう、怒ったり、投げ出したら負け。
昨日、めまいがあり貧血のためではないかとやってきたバングラデシュ人女性32歳。血液検査の結果は貧血無し。そして母国で腎機能が悪いのか?と言われたとのことだったが、クレアチニンも異状なく、めまいは今はないからとうれしそうに帰って行った。喘息で横浜市内の医療機関を受診したことがあるらしく、言葉のために医療機関を探すことが難しいと話していた。
困ったおまけは32歳女性、父親が欧米人、軽度の知的障害がある。のどが痛いとのことでクリニックにやってきたらしいが、フィリピン人スタッフとは長い知り合いらしく、久しぶりに会えて玄関で彼女に抱きついたらしい。その後、問診を聞き、新型コロナの簡易抗原検査を行ったところ、陽性だった。抱きつかれたフィリピン人スタッフには天から降って来たような災難。体中を消毒した。
【(カテゴリーなし)の最新記事】