10月8日火曜日、朝一番から診察が詰まってしまった。フィリピン人男性54歳、会社で健康診断を受けたら・・・昨日、健康診断を行った会社?から直接、電話があり、胸部レントゲン写真の右の上になにかあって至急に病院に行くように言われたとのこと・・書類は何もなし。半年前に一度、胸部レントゲン撮影を行ったことがあり、その時の写真は全く問題がなかった。そんなに緊急で受診しなければならないほど、危険なものが半年でできてしまったのか、あるいは見過ごしたのか? 半年前の写真を呼び出して見るも、まったく異常なし。狐につままれたような気持ちだが、万が一、なにかを見落としていてはと心配になり、胸部レントゲン撮影を行った。結果はなにも異状なし。いったいなんだったのか? 本人の作り話ということがないとしたら、健診の会社に何を言われたのか? 日本語がわかっているようでもそれはスーパーで買い物をするとか、そういうレベル。医学的なことを言われたら理解できないだろう。謎だ。
ベトナム人男性66歳、日曜日にスーパーで助けてあげた彼だ。薬が欲しいとやってきた。僕が日曜にスーパーで助けたことを覚えているようで、何度もお礼を言われたが、そのお礼の言葉さえ、きちんとした日本語になっていない。これに半身麻痺では日本で生きていくのは大変だろう。
母親がフィリピン人の15歳男性、数日前に腹痛、下痢で来院。聞けば前日に海鮮丼を食べたとのこと、症状からキャンピロバクタ―による腸炎を疑って、ホスミシンも処方した。そして培養結果の速報が帰って来た。結果は・・・思った通り、キャンピロバクタ―が検出されていた。連絡して来てもらい、その事実を告げて、結果を渡しながら症状を尋ねたところ、すでに下痢も腹痛も消失したとのことでほっとした。
posted by AMDA IMIC at 12:54
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