ペルー人女性57歳、高血圧で通院中。彼女が居住する市町村の胃がん検診を受けたところ、ごく小さながんがあると言われたとのこと。素人が言うところの「ごく小さな胃がん」とはどのようなものか、本当に早期なのか?と質問を繰り返し、ようやくわかった。手術は内視鏡で行い、粘膜を剥ぐだけという。まちがいなく微小胃がん、それもペン型のように深く浸潤しないタイプなのだろう。
フィリピン人女性68歳、3か月ほど前に受けた会社の健診で、肝臓の数値が悪いことを指摘されて来院。彼女も高血圧で通院中、HA抗体が陽性であることはすでに確認してある。グリチロンにウルソも内服中。再検した血液検査では会社での健診時にs-GPTが170であったのが、80となっていた。このまま様子を見ることにした。
フィリピン人女性47歳、兄が「肝臓で亡くなった」そうで、父親が肝炎の既往があるとのこと。本人も夜の仕事で酒を飲むので、肝臓が悪いのではないかと心配になり、来院。
血液検査の結果、s-GPTほかの肝機能を示す数値はすべて正常範囲内、HBs抗原は陰性、HCVも陰性。伝えると泣きそうになりながら喜んでくれたが、だからと言って心配なく、お酒をたくさん飲んでもいいということではないと伝えておいた。
めずらしく、タイ人が5人やってきた。高血圧で通院中が3人、そのうちの一人の女性61歳はタイ人スタッフが間に入っても理解力が低く、いつも苦労する。別の男性54歳はごく最近、糖尿病があることが判明。精密検査を経て、内服治療を開始した。2か月前、付き合っているタイ人男性がTPHA陽性と判明した女性。当時、彼女はTPHAもRPRも陰性。ただし、時間的に陰性と言い切れないために、先週に再検。結果はともに陰性。正確に伝えた。
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