韓国人女性61歳、長く高血圧で拝見している方で、僕が奥に新設した別の診察室で消化器関係の患者を拝見していたら、看護師が呼びに来た。僕の姿が見えないので、どうしたのか?と心配しているとのこと。待合室を廊下から覗いたら、彼女の姿が見えたので、手を振っておいた。
フィリピン人男性41歳、発熱、軽い咽頭痛で来院。新型コロナ簡易抗原キットで陽性。かなり驚いていて、同居する父親や家族も発熱しているという。自宅に抗原キットがあるとのことで、検査を自分で行うようにと勧めた。あとでフィリピン人スタッフに連絡があり、全員陽性だったとのこと。前日まで仕事に出ていたそうで、新たな感染者を生み出していたかもしれない。
フィリピン人女性46歳、腹痛で来院。軽い急性感染性腸炎と診断したが、血液検査もしてほしいとリクエストがあった。どうして?と訊ねると、兄が肝臓がんで死亡、父親は肝炎に罹患していたとのこと。彼女もB型肝炎またはC型肝炎に罹患している可能性があると判断し、肝機能およびHBs抗原とHCV抗体の項目をチェックした。
この後、フィリピン人二人、ペルー人女性が1人、腰痛、臀部痛、そして大腿から末梢へ響く痛みで来院。座骨神経痛と診断し、鎮痛剤としてジフロフェナックの坐薬を処方した。聞けば3人とも仕事で重い物を抱えあげるらしく、労働環境を心配してしまった。
フィリピン人スタッフがフィリピン人患者に訊ねたところ、やはりお盆休みに空いていたので来たと話していたそうだ。
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