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2024年06月24日

2024年6月24日月曜

 こんな日もあるのねという土曜日。具体的に言うと、おとなの外国人患者は8人しかしなかったのに、小児科はかなりの人数。たぶん、予防接種のためだろう。新型コロナの抗原検査のために外に行こうとして待合室を横目で見ると、とくに小児科の待合室には外国人がいっぱい。予防接種で泣き叫ぶ元気なこどもの声を聞きながら、診察は進んだ。
 ペルー人女性75歳、院長が処方した薬でよく寝られ、体調がよくなったと感謝された。
 フィリピン人男性54歳と女性47歳のご夫婦、前日からの発熱と咳、軽度の発熱で来院。新型コロナ簡易抗原キットにて陰性。「普通の」風邪と診断して対症療法を行った。フィリピン人はパーティ好き、また日曜は教会に行くし、よく話す。そのせいか、1人、新型コロナの感染者を見つけると、芋づる式に感染者が見つかる。陰性でよかった。と思ったら・・・ここからが本番だった。少し便が柔らかいのでチフスではないかと思うと言い出した。たぶん、フィリピンにはチフスは少なくないのだろう。そういえば数日前に診た東南アジア出身の男性にもチフスではないか?と質問されたことを思い出した。こういう質問、ちがうということをはっきりと言わねばならない。これらのケースでは第一に病状がちがいすぎるし、チフスでは咳や痰は出ない。国内にはチフスはないはず。海外から帰国して間がないわけでもない。納得してもらえればいいのだが、そうでないと、はああと溜息をつきながら、延々と説明をしなければならない。先方は信じ切っているので、こうなるともはや医学の理論は通用しない。ようやく、納得してくれたところで終わりと思ったら、二人とも糖尿病、高血圧と言われたことがあり、とくに糖尿病の検査をしてほしいと言い出した。体調がよくなってから朝食を抜きに来てくれるように頼んだ。
 タイ人女性51歳、かなり理解力が低い。「頭が悪い」とかそういうことではなく、教育期間中にどのような教育を本人が受けて来たのか?という結果だと思う。やはり、理論を科学的に理解してくれる人でないと、長期に適切なる医療を受けてもらうことは難しい。日本では小学生のときから保健体育という授業があり、健康や体についてはみながある程度の基礎知識を持っている。こういう人たちに理論的な話をすると、受け入れるか否かは別として内容はすぐに理解される。外国人の中には彼女のような人が少なくなく、ときには僕の頭をすごく悩ませてくれる。
posted by AMDA IMIC at 08:58 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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