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2024年06月22日

2024年6月22日土曜

 21日は遅い梅雨入り、肌寒い雨。きっと日本人患者は少ないが、外国人患者は多いだろうと予想していたら・・・その通りだった。僕が拝見した全患者数は40人、そりうち外国人が21人、驚くべきことに過半数を超えていた。理由は簡単で、僕の外国人患者の多くは現場で働いている労働者やその家族が多く、雨が降ると仕事がなくなるのだ。患者層としては都内の中心地の外国人患者とはきっと大きく異なるはずだ。こういう人たちが僕を頼りにしてくれる。僕にとっての何よりの勲章だといつも思う。
 フィリピン人59歳のご主人と62歳の奥様、2日前から発熱と呼吸器症状。新型コロナの簡易抗原キットで陽性。午後になって彼らの娘さんも同様の症状でやってきて・・・むしろ初めに感染したのはこの娘さんかと思ったが、彼女も陽性だった。聞けば3人とも、ずっと仕事に出ていたらしい。このところ、新型コロナに感染する人がまた増えてきた印象があるが、これでは広がるだろう。
 ドミニカ人女性46歳、発熱で来院したが、新型コロナの簡易抗原検査では陰性だった。風邪だと説明して処方を書いていると、糖尿病が心配で調べてほしいという。家系の多いらしい。聞けば、朝、砂糖がたっぷり入ったコーヒーを飲んだとのことで、採血はしなかった。朝、朝食を食べず、砂糖が入った飲み物も飲まずに来てくれたら検査をすると約束した。
 インド人男性、数日前に初診。痛風と診断して、コルヒチンを処方したのだが・・・仕事で翌日から北海道に行くというので、採血の結果を電話で問い合わせるように話しておいた。クレアチニンが少し高い以外は尿酸値も正常範囲内。症状を尋ねると、かなりよくなって痛みを感じなくなったと教えてくれた。
昼休みになり、休憩室に行こうと待合室を通ったら、フィリピン人スタッフがフィリピン人家族の予防接種や検診の手続きを手伝っていた。こういうスタッフに恵まれたことに感謝。
 夕方、午後 4時をはるかに過ぎたころにフィリピン人スタッフから連絡あり。自転車で怪我をしてから1週間ぐらい経ったフィリピン人のこどもが陰部を痛がっていて、両親が心配して連れて来たとのこと。診てもらえますか?と言われたのでokと返事。専門外かもしれないが、まずは適切なる医療機関につなげるとっかかりになるかもしれないと思ったからだ。こどもは10歳。13日に自転車で自爆事故を起こして陰部を強打したらしい。いやがるこどものパンツを下げて視診すると、陰嚢の左が腫れている。ライトを裏からあててみると透けてみえる。いわゆる陰嚢水腫の所見だが、本人も両親も事故の前はそんなことはなかったという。外傷性なら血液が貯留しているということなのか? 近くの泌尿器科専門医に電話連絡すると、たぶん外傷で睾丸から出血があったのかもしれないという。自分のところでは処置はできないかもしれないが、すぐに診てくれるとのことで紹介状を書いた。しばらくして彼から連絡あり。左の睾丸が触れないので、やはり睾丸が傷つき、陰嚢内に出血しているのではないかということだった。すでに8日を経過しているので、緊急ではないが、できる限り早く止血処置をしたほうがよいとのことで、土曜に診療している市内の総合病院の泌尿器科に紹介状を書いたとのことだった。
posted by AMDA IMIC at 10:18 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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