• もっと見る

2024年05月24日

2024年5月24日金曜

 ペルー人女性23歳、5月18日にペルーから帰って来て、5月22日から軟便と37度台の発熱有とのこと。消化管症状だけ訴える新型コロナの例もあるので、最初に新型コロナの抗原検査を行った。結果は陰性。診察室に入ってもらい、詳しい話を聞いてみると、ぺルーにいる時から下痢があり、それが軟便になってきたのだという。病気の始まりは帰国後ではなく、ペルーにいる時からだったのか・・・あるいは水などの問題で下痢をし、帰国後にあらたに別の感染症に罹患したのか?いずれにしても症状は軽く、ビフィズス菌製剤だけを処方し、食事療法について説明した。
 フィリピン人女性64歳、会社の健診でLDLコレステロールと中性脂肪の高値を指摘されて来院。食事療法でやってみるというのでその説明をして3か月後。数日前の採血の結果は肝機能、腎機能、脂質代謝、糖尿病に関する項目のすべて正常範囲内。満面の笑みで帰って行った。これでまた食べすぎにならないことを祈りたい。
 ドミニカ人男性52歳、不眠症で通院中。先月までは国民健康保険に加入していたのに自費扱いとなっていた。受付に理由を訊ねるように指示。すると・・・国民健康保険の掛け金がもったいないのでやめたとのことだった。こういうケース、かなりある。外国人でも日本に中長期に在留する資格を有している人は日本人同様、公的保険すなわち国保または社保に加入することは法律上、義務とされている。義務なのに彼のようなケースが後を絶たないのは、罰則を伴わない義務だからだ。これはなんとかしなければいけないだろう。その理由は・・・こういう公的保険に加入していない人が大きな病に倒れた場合、必ず言い出すことは保険を使いたいということだからだ。国保の毎月の掛け金を自らの意思で支払わない人が、自費診療の手術代など支払えるわけがない。けっきょく、公的保険に加入させてほしいと言い出すのだが、公的保険に未加入であった期間の未納の掛け金を支払わねばならない。この未納分がかなりの金額になると、「掛け金が支払えない」ということになり、保険診療には移行できず、結果として医療機関に未納金を積み上げることになってしまう。実はこの公的保険に未加入であった期間の未納の掛け金については法的に二つの計算方式があり、どちらの方式をその地方自治体が採用しているかで「3年間」または「5年間」と定められている。要するに10年間、掛け金を未払いであったケースでも方式によって3年分または5年分の未払いの掛け金を支払えば残りの期間分はチャラになるというなんとも「人権的救済制度」となっている。さらに言えば、長く掛け金を支払っていなくとも生活保護になってしまうと、それまでに支払わなかった公的保険の掛け金がすべてチャラになってしまい、医療費が無料になってしまう。なにか、おかしくないか?と思ってしまうのは僕だけだろうか?
posted by AMDA IMIC at 08:50 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック