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2024年05月13日

2024年5月13日月曜

 11日の土曜日、4月1日に電子カルテを導入して「試運転」し始めてから、初めて80人近い方がやってきた土曜日となった。電子カルテのほうばかりを向いてはいけないといつみのようにお話しをしながら、診察。さらにクリニックの外に発熱者が数人待機していて、結果として二人が新型コロナに感染していた。時間的にもあまりにも混雑していて、外国人患者の人数など数えきれなかったが、たぶん30人は優に超えていただろう。
 気がついたところでは国籍はフィリピン、ペルー、ドミニカ、タイ、ベトナム、スリランカ、ブラジル、オーストラリアなど・・・・居住地は大和市のほか、藤沢市、綾瀬市、相模原市、座間市、厚木など・・・やはり通常のクリニックよりは広範囲からやってくる。日本人患者で横浜市、相模原や藤沢、厚木などからやってくる人は例外的存在なので、外国人にとってはまだまだ「地元」で受診できる医療機関が少ないということだろう。
 ドミニカ人女性54歳、久しぶりにこちらの血圧が上がってしまった。高血圧で通院中、たぶん通院し始めて3か月程度か。イルベサルタンとアムロジピンの合剤とニフェジピンを処方している。血圧測定すると130台の後半ぐらい。まだ、ときどき頭痛があるという。
同じ処方をして、次回の診察日の説明をしていたら・・・ドミニカにいる兄が今、内服している薬は古いので、もっと新しい薬を処方してもらえと言うので、そうしてほしいと言い出した。たぶん、ニフェジピンのことだろう。こういうリクエストが一番困る。さらに訊ねると、兄はドミニカで医者をしているのでと話し始めた。いやいや、いま、使っているイルベサルタンはARBという新しい薬の一つで腎臓にもやさしいといわれているものだ、そして昔からある薬だから悪いということではないと説明したのだが・・・当惑したような顔をしながら、お兄さんの言ったらしいことを繰り返す。そもそも、この組み合わせを使ったのは、一方で早く血圧を下げたい状況があったからなのだが。ニフェジピンの副作用の中に頭痛があるが、彼女の頭痛は副作用によるものではないと思う。何を話しても納得しないので、とうとう「それではお兄さんに何を処方すべきか、尋ねてくれ。お兄さんが処方して欲しいと指定して薬を処方しよう」と告げてしまった。この時点で、僕の頭の中では自身の責任を放棄するという決断をしたのだ。すると、「兄は自分を診ていない、だから診ている先生が決めてほしい」と返してきた。いやいや、決めているから処方しようと思ったわけだ。いま、血圧的には落ち着いた状況だし、たとえば変更すると、その薬が適切に血圧をコントロールしてくれるかは不明だ。だから長期処方はできず、2週間ぐらいで再診に来てもらわねばならないし、今のように自宅での血圧を測定してくれないのでは闇の中を手探りで動いているようなものだ。採血を行ったので、今回は2週間の処方にとどめることにして、2週間後に来院してもらい、善後策を考えることにしたが、果たして2週間後にやってくるかどうか? こういう海外にいる主治医という人物やら、知り合いの医師という人物からの本人への提言が一番困る。こんな検査もしてもらえとか・・・日本の保険診療上の診療や検査等のしばり等を知らずにいろいろと「口出し」してくるからだ。
posted by AMDA IMIC at 09:23 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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