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2024年05月07日

2024年5月7日火曜

 ゴールデンウィークをバンコクとチェンマイで過ごした。バンコクは相変わらず、外国人の姿が目についたとともに、今年は円安のためか、どこで何を食べても気がつけば、お金が飛んでいくという印象だった。
 ほんとに久しぶりにチェンマイに降り立ったが、古都という名前にふさわしく、高いビルもホテル以外にはあまりなく、物価もバンコクと比較して明らかに安かった。タイはバンコク一極集中が今でも進んでいるのだろう。チェンマイは周辺の焼き畑農業の影響で大気汚染がひどいと報道されていたが、僕の目には近くのビルも霞んで見えるバンコクのほうがはるかにひどいように思えた。チェンマイでは雨季のスコールが始まっており、それで大気汚染が流されたのかもしれないが。
 昆虫好きな僕は海外に行くと、セミの声が聞こえても心が躍る。台北の街角でもバンコクでも声は聞こえるのだが、必死に声の主を探そうとしてもそれは高い樹木の上の方からで、日本のように低い木の幹に止まっているなんてことはない。鳴いている姿をまだ見たことがなかった。チェンマイのホテルの敷地内は緑が濃く、ジャングルのように見えるところもあり、そこでたくさんのセミの声を聞いた。案の定、高い木の上にいるらしく、姿はどこにも見えない。不思議なことにセミの幼虫がはい出した穴もなければ、抜け殻もない。翌日、早起きして庭園に行って探してみた。僕のふるさとの北海道にはエゾゼミがいて羽が透き通ってギイギイと鳴く。山の木の香りの中であの声を聞くと、心が癒される。そのエゾゼミも高い木の上にいて、姿が見えないのだが、早朝に山に行くと熊笹の上にチョコンと乗っていて、いとも簡単に手で捕まえられる。もしや早朝ならタイのセミも低い幹にしがみついているのではないかと一抹の期待をしたのだが・・・しばらく大樹の下に抜け殻を探していたら、大型のハチのような生物が飛んできた。でもその飛び方がハチではない、セミだ。止まった瞬間、至近距離で確認したらセミだった。羽が透明、ヒグラシぐらいの大きさだった。しばらく我を忘れて見ていたが、そのうち、飛んで行ってしまった。その後、抜け殻も見つけた。清掃係の人たちが朝のうちに掃除して死骸も含めて片づけてしまうと後からわかった。
 タイ、とくに東北タイではセミを食べる。バンコクの屋台でも何度か、目撃したことはあるが、そのセミは大きく、あぶらゼミやミンミンゼミと同じぐらいだったと思う。ということはタイにも複数の種類のセミがいるのだろう。そういえば、僕が住む大和市でも東南アジア系と思われる男性が昆虫採集の箱に羽をもいだセミをたくさん入れて歩いているのが目撃されている。きっと食べるに違いない。タイ南部出身の女性が口の中が痛いとやってきたことがあったっけと思い出した。このあたりでは圧倒的に多数の東北タイ出身の人たちに誘われて、いやいやセミを食べたところ、足が口の中に刺さったと話していた。
 チェンマイからバンコクに戻る飛行機に乗るとき、僕的には衝撃的な光景を目にした。待合室から機内へと入るところにアナウンスをする場所があり、そこで子ども三人を連れた白人の一家がひっかかっていた。飲みかけの飲み物は持って入れないと言われたらしく、30代ぐらいのご主人がコーラのカンをアナウンスをする台の上にチョコンと置いて通って行った。決して腹いせでそこに置いたのではなく、置くところがあったから置いたという風にごく自然に。また、機内へと並んでいる列に、僕の目の前に、こちらもごく自然に割り込んでくる北京語を話す若い女性のグループもいた。このようなインバウンドの人たちが増えたら、今、問題となっているオーバーインバウンドはもっと大きな問題となるのだろう。
posted by AMDA IMIC at 08:59 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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