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2024年04月12日

2024年4月12日金曜

 4月11日は天気もよく、日本人患者、外国人患者、ともに多かった。
 フィリピン人男性43歳、痛風の痛みはよくなってきたが、まだあるとのこと。視診では前回ほどではないが、少し発赤あり。いつも欲しがるコルヒチンがまだ手元にあるという。日数的に考えて、とっくになくなっているはずなのにおかしいと思って尋ねた結果、一か月近くも痛風発作が続いている理由も明らかになった。要するに僕の指示通りに内服していないのだ。コルヒチンの使い方は徐々に使用量を減らしていくことにある。突然、中止するとリバウンドとなって再燃することがあるからだ。それを勝手に「突然」やめたりしていたわけだ。かなりきつく注意した。
 インド人女性47歳、高血圧の治療に横浜市の田園都市線沿線から来院。たぶん1時間以上、かかるはず。診療中に、住まいの近くに受け入れてくれる医療機関を探せないか?と訊ねてみたが、わからないのでここまで通うという返事だった。幸い、インドで内服している薬がすべて日本で売られていて入手可能でよかった。
 タイ人男性33歳、前日より咽頭痛あり。前日37.2度まで体温が上昇したらしい。前日はその後も会社で働いていたとのことだった。今日は平熱だが、心配で来ましたと教えてくれた。新型コロナとインフルエンザの抗原検査を施行。新型コロナが強陽性。処方して、仕事のことなど話した。
 タイ人女性56歳、高血圧で降圧剤を試験的に処方したのが一か月前。2週間分しか処方しなかったので、すでに内服が終了して2週間ぐらい経過しているはず。初診時160〜170という血圧も120台となっていた。自宅でも120台だと教えてくれた。あの頃は仕事で重圧があったというので、降圧剤を中止することにした。自宅での血圧測定は続けるように話した。
 韓国人女性59歳。高血圧で定期的に受診中。血圧測定を終え、降圧剤を処方し、診察終了。しばらくして調剤薬局から戻って来て聞きたいことがあるという。診察室に招き入れて、そしてその話に驚愕した。さっきは先生が怒ると思って言わなかったけど・・・と話が始まった。以前に痩せたいのでだんなさんの糖尿病の薬を飲んでいいか?と訊ねられたことを思い出した。糖尿病の薬を使って痩せる人がいて、薬の使用法や入手法など問題があるという記事が新聞に掲載されていたことがあり、自分も使いたいと僕に意見を求めたことがあったのだが・・・本当に実践してしまったと言う。7キロやせたそうだ。その薬はご主人が自分が内服すると言って少し多めの日数分、主治医に処方してもらったのだという。もちろん主治医は奥さんのやせ薬として使われたなどとは知らないことだろう。驚いて「警告」をした。まず、僕が怒るなどということはないこと、痩せてよかったではなく、血糖値が低下したり、。他の内臓にも影響が出るかもしれないこと、そしてご主人の主治医が診断を誤って、ご主人にいつもより多い量を投薬してご主人の健康に問題が出る可能性と・・・これらについて深く話した。彼女のような人がこのような行為をすることに言葉が見つからない。
 フィリピン人女性59歳、いつもは高血圧で受診するのだが、風の便りに足に問題があって市内の病院に入院していると聞いていた。退院してセカンドオピニオンを聞きたくやってきたと言う。左の足背は腫脹して変色していて、触診で熱感がある。さらにその一部に切開した跡がある。蜂窩織炎があったことは間違いがないらしく、入院して点滴して薬を入れていたというから、抗生剤を使っていたのだろう。内服では抗生剤は飲んでいなかったらしい。彼女がセカンドオピニオンを聞きに来た理由はどうやら、治りが悪い上に、切開されたことにあるとわかった。切開して膿が出たの?と訊ねたが、何も出なかったと答える。白血球数とCRPを採血して調べたが、それぞれ6400、0.6とまったく正常値だ。少なくとも細菌感染があると言える状態ではない。白癬の感染はないかどうか、見まわしたが、はっきりしない。とりあえず、抗生剤の投与は意味がないとわかったので、局所を冷やすようにと指示した。彼女も日本語はそれなりによくわかるはずなのだが、結果として理解しきれていないという印象を受けた。
posted by AMDA IMIC at 16:05 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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