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2023年12月04日

令和5年12月4日月曜

 2日の土曜日は不思議な日だった。どこかでなにかイベントでもしているのかな?と思う程、日本人患者も外国人患者も少なかった。たぶん、外国人患者数は僕のほうと小児科合わせて10人程度だったのではないだろうか。
 インド人女性26歳、発熱して前日に近くの医療機関を受診したそうだが、新型コロナとインフルエンザの抗原キットがなく、検査してもらえず、薬だけ処方されたとやってきた。両方の検査を行ったが、ともに陰性。単なる風邪と診断した。一時より発熱で受診する患者が増えてきた。これだけ気温が急激に変化すると風邪ひきも多くなるし、ヒーターをつけっぱなしにして朝になると咽頭痛を覚える人もいるはず。新型コロナもインフルエンザに感染していても発熱はないという人が少なからずいて、もはや症状からは判断できないというのが僕の実感だ。実はインフルエンザや新型コロナの抗原キット、さらに溶連菌の検査キットまで全国的に不足していて、どこの医療機関でも入手に四苦八苦している。新型コロナが猛威をふるったこの3年間、発熱外来を設置していた医療機関にはどうやら卸の問屋が優先的に卸しているらしく、僕のクリニックも入手に苦労はしているが、なんとかこの冬の分は確保できている。これは調剤薬局も同じで、胃の薬、咳止め、去痰剤、解熱鎮痛剤などどこも品不足で、僕のクリニックから至近距離の薬局からはほぼ定期的に欠品の薬剤報告が来る。それを見ながら処方を考えるわけだが、聞けば現在、欠品の品がいつ入荷するのかもその日にならなければわからないような状況なのだそうだ。日本で使用されている薬のうち、自国で生産しているのはわずかに4割程度、その2割のうち、原材料も日本でまかなえるものは3割程度だそうで、すなわち日本単独で作ることができる薬は全体の12パーセントだそうだ。これはもはや国家の危機管理の問題と言えるだろう。
posted by AMDA IMIC at 08:45 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
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