• もっと見る

2023年09月29日

令和5年9月29日金曜

 ペルー人男性64歳、過去に血栓性外痔核で拝見したことがある。数日前から肛門が痛いと来院。見たところ、外痔核が腫れあがって外に出ているというようすはなかった。内痔核と診断し、坐薬を処方した。お酒は飲まないように話したのだが、毎日、かなりの量を飲んでいて、前日の夜も飲んだとのこと。どうしてお酒を飲んでいるとよくならないのかというところから説明した。発熱者の検査のために待合室を通ると、同じくペルー出身で高血圧で通院している64歳の男性と膝を詰めて話をしている光景を見た。住所は大和市の北隣のS市と大和市なのだが、あの感じは知り合いなのだろうなと思った。
 タイ人女性50歳、逆流性食道炎で内服中。待合室にいるのを見つけて、ひとしき
 ブラジル人女性16歳、今月初めにA型インフルエンザに罹患したのに、また発熱と呼吸器症状で来院。発症してから7時間と微妙なのだが、結果は新型コロナ、インフルエンザとも陰性。B型インフルエンザはまだ流行していないので否定的だが、新型コロナは時間的には完全に否定しづらいので、症状が続く場合、今日も検査をさせてほしい旨、話しておいた。
 夕方になり、ドミニカ人女性来院。つい先日、高血圧でいつものようにやってきたのでどうしたのかと思ったら・・・つい30分前に自転車で転倒。サドルで胸部を打撲、自転車は全壊状態、後ろから車が来ていたが、「あの人の運転が上手で轢かれなかった」というようなことを話していた。胸部打撲はちょうど乳房のあたりで、深呼吸でも痛みが増強しないのでろっ骨骨折などはないと判断した。
 AMDA国際医療情報センターから近々の相談日誌が送られてきたが、やはり精神科疾患が目立つ。日誌を一か月分ぐらい読むと、鬱や統合失調症や自閉症のこどもの相談など在留外国人からの相談が多いが、中には旅行中に日ごろ、処方してもらっている薬を飲み切ってしまってどこかで処方して欲しいという訪日外国人からの相談もある。精神科関係の学会の先生方にぜひ、具体的相談の現状を見ていただきたいと思う。
posted by AMDA IMIC at 13:41 | TrackBack(0) | (カテゴリーなし)
トラックバックの受付は終了しました

この記事へのトラックバック