朝一番にコロンビア人女性の内視鏡検査を行った。初めての内視鏡検査だそうで、かなりナーバスになっていたようだが、咽頭麻酔だけであっと言う間に施行することができた。こういうことは一日を元気にさせる。結果は異状なし。画像の説明を行って終わりとした。
フィリピン人女性58歳、ごく軽度の発熱と咽頭痛。新型コロナ抗原検査が陽性。症状に合わせて処方した。
インド人男性47歳、高血圧と脂質代謝異常で通院を開始したところ。血圧は降圧剤で適切に保たれている。前回の血液検査の結果を説明した。HDLコレステロールが25と低下しており、その意味と運動療法について説明し、降圧剤は引き続き、処方した。
米軍基地からやってきたアメリカ人のご夫婦。ご主人49歳は高血圧に前立腺肥大。降圧剤に米国からの前立腺肥大用の薬と同じものを処方していたが・・前立腺用の薬を内服すると排尿が少しずつでできらないという。薬をやめたいのか?と思ったが、それは前立腺肥大の症状だと話したところ、そうではなく、膀胱がけいれんするように感じて・・・と話し出した。過活動膀胱か?と返して、それなりの薬を処方してみようかと思ったところ、薬は不要、前立腺肥大用の薬も余っているから今回は不要とのこと。前立腺は僕の専門外で、米国の医師の指示通りに処方してきたが、一度、泌尿器科を受診してもらったほうがいいと思う。
外国人を診察していて困るのはこういう「自己診断と頑固さ」だといつも思う。日本人にももちろん同じような人はいるが、外国人のほうが頻度が高い気がする。外国人の診察に慣れていない医師ならかなりいらいらすることだろう。
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