内視鏡検査を行ったフィリピン人については本人から取材を許可してもらった。挿入時に咳き込んだり、苦しがったりしたら、取材陣を前にかっこうが悪いなどと思っていたが・・・希望によりサイレースを1/10に薄めて静注して麻酔下に行ったところ、あっさり挿入でき、一度もげっぷなどもすることなく、終了した。
同じく、ぺルー人女性から取材の許可をもらって皮下埋没型避妊チューブの摘出を行うところを取材してもらったのだが・・・局所麻酔を行うあたりで彼女が怖いを連発。腕を動かすのでマークをつけた場所からチューブが移動してしまい、多難なことになりはしまいかと心配した。5ミリ以下の切開を加え、5分もかからずに摘出できた。ほっとした。切開創は縫合して寄せておいてアロンアルファを使用、すぐに縫合糸は抜いて抜糸は必要なしにしておいた。これなら抜糸をするために僕のクリニックや住まいの近くのクリニックに行く必要はない。彼女に抜去したい理由を尋ねたところ、挿入して3年過ぎたら抜去するようにとぺルーの医療機関で言われたのに、それを過ぎてしまったからだと教えてくれた。県の西部からなぜ、僕のクリニックにやってきたのかを訊ねて驚いた。近くの病院を受診したところ、「ここではやっていないが、やっている医療機関を教えてあげる」と言われ、僕のクリニックの電話番号などをもらったそうだ。
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